彼らは読みつづけた "死体展覧会" 2026年7月18日

死体展覧会
死体展覧会
ハサン・ブラーシム,
藤井光
*本の中の読書* 《日が落ちるとすぐ、僕は食事をさっさと済ませてソファで横になり、自分の人生の出来事について少し思い返してから、本を一冊取り出してぼんやりと読んだ。頭のなかにある世界は、かすかに音を立てる蜘蛛の巣のようだった──今にも尽きようとする命の音、押し殺した息の音。繊細で、恐ろしい翅が、最後にぴくぴくと動いている。》 — ハサン・ブラーシム著/藤井光訳「グリーンゾーンのウサギ」(『死体展覧会』2017年10月、白水社〈エクス・リブリス〉)
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