チュウサンショウウオ
@Chusanshohuo
2026年7月13日

プラハの古本屋 (中公文庫)
千野栄一
読み終わった
変な言い方になるかもしれないが、この本が丸の内丸善でベストセラーになっているのが少々意外だった。
社会主義時代の国々について知りたい人や古書収集を趣味とする人、スラブ世界に興味のある人が、一体日本人の何割に相当するのだろう。
電子書籍が普及し絶版という概念が希薄になり、国会図書館アーカイブで100年前の本が閲覧できるようになった現代の日本で、書店を何件も周り部数の限られた本を伝手を頼って探すことの大変さに共感できる人がどれだけいるのだろうか。
でもそんな、本を探すことの苦労と楽しみが今よりもひとしおだった時代の本だからこそ、本に対する思い入れや愛が溢れていて、それがリアルな書店で本との出会いを楽しむ人々の琴線に触れたのだろう。
