橘海月 "レモンと殺人鬼" 2026年7月19日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2026年7月19日
レモンと殺人鬼
レモンと殺人鬼
くわがきあゆ
様々なヤバい思考を持った人が登場するが、残虐な描写は限定的で物語としては上品な方。殺人鬼の思考を辿るという部分では『ハサミ男』に抱いたのと近い印象だった。一番ヤバいのは殺人鬼ではなく◯◯だよ…と言いたくなること必須。誰しもに裏の顔がある中、私が好感を抱いた人が殺人鬼ではないよう祈っていた。 主人公の状況も考え方も鬱々としているが、文章がうまいのとわずかに挿入される希望で、読み進めるのはさほど苦にならない。読後感も悪くなく、途中の胸くそ悪さはあるものの全体的に爽やかな作品となっている。ある人物については「作者はこの人と何があったの?途中から嫌いになったのかな?」くらいの手のひら返しだった。
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