りら "十戒" 2026年7月19日

りら
りら
@AnneLilas
2026年7月19日
十戒
十戒
夕木春央
夕木春生作品は4冊目。 2023/24国内ミステリランキングこのミス13位文春6位早川11位本格7位。 やはり衝撃度で言うと『方舟』には及ばないかな、という印象。 倍速で聴いているからか男性陣の区別がつく前に殺されていくし、何なら全員の判別がつかないまま結末を迎えても割と読後感に影響がない感じ。 終始怖かった『方舟』とは違い、探偵役の犯人当て推理パートが半ば進んだあたりで、いよいよこれで済むわけないよな?という待望の焦燥感と戦慄が押し寄せてきた。 勿論どんでん返しはあったものの、まあ、そうだよねという想像の範囲内の反転で、『方舟』の持つ問答無用の、思考停止するような絶望感と共に腑に落ちる感覚ではなかったかな、と。 離島の持ち主である主人公の叔父の蔵書は、マン『魔の山』、バック『大地』、ランド『肩をすくめるアトラス』、ピンチョン『重力の虹』、ガルシア=マルケス『百年の孤独』、主人公が気を紛らわせるために読むのはオーウェルの『1984年』。 もうすぐ発売の『楽園』もオーディブル化が楽しみ。〇〇さん出てくるのかな…? オーディブル2.0→2.2倍速。
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