
鈍獣
@whale_in_da_room
2026年7月20日

象
レイモンド・カーヴァー,
Raymond Carver,
村上春樹
読み始めた
はぁー最高すね
“「私の望み、わかる?」と彼女は言う。体の動きを止めて、目を開く。そして頭をちょっとこっちに傾ける。それからにっこりと笑う。それで、彼女の機嫌が悪くないことがわかる。
「何が望みなんだい、ハニー?」私は彼女の足首に足を絡める。
彼女は言う。「私の望みはね、コーヒーなの。強くて美味しいブラック・コーヒーを一杯飲めるといいなあって思うの。もう目も覚めちゃったでしょう? これじゃもう眠れないわよ。コーヒーでも飲みましょうよ」
「僕らはいささかコーヒーを飲みすぎるんじゃないかな」と私は言う。「コーヒーだってこんなに飲んじゃ体にいいわけないぜ。一滴も飲むなとか、そういう風に言ってるんじゃない。ちょっと飲みすぎじゃないかって言ってるだけだよ。感想だよ、ただの」とつけ加える。「実を言うと、僕だってコーヒーは飲みたい」
「いいわね」と彼女は言う。
でもどちらも動こうとはしない。”
