
saki
@53hon_to
2026年7月19日
蝶の羽ばたき、その先へ
森埜こみち
読み終わった
図書館で借りた
突発性難聴をわずらった中学生の主人公が悩み、出会い、一歩踏み出す物語。
幸運なことに、わたしは両耳とも聞こえる。それでも、感情の揺れにはひどく共感できた。どうしてほしいかわからないから言えないとか、みんなが盛り上がる中で一人落ちていくような感覚とか、身に覚えがあったから。
登場する人たちみんな優しくて、それは主人公にも当てはまっていて、だからきっと治らないほどに時間がたってしまったのがやるせなかった。突発性というくらいなのだから本当に突然なんだろうけど、それでもなぜ、どうして、ってわたしのほうが思ってしまった。もしかしたら、打ち明けられた友達も同じ気持ちだったかもしれない。