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saki
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@53hon_to
近頃は児童文学メイン📚
  • 2026年7月8日
    夕焼け色のわすれもの (講談社・文学の扉)
    クラスメイトの住む団地へ忘れ物を届けに行き、まるでモノクロの古い写真のような光景を目にする……というストーリー。 タイムスリップ的なファンタジー要素もありながら、「どういうこと?」と首をひねるミステリー要素も散りばめられていて楽しめた。 本の作者や不思議な少年の正体はすぐにわかった(大人だからね……)けど、エピローグで明かされるトリックまでは気がつかなかった!そして(えっ、ここで告白すんの!?急だね!?)ってビックリもした。😂
  • 2026年7月7日
    夏に降る雪 フレーベル館文学の森
    夏に降る雪 フレーベル館文学の森
    引っ越してきたばかり、慣れない環境に不満や不安を感じる毎日の主人公が、防空壕「無窮洞」を舞台にした市民劇に参加することになって……といあストーリー。 戦争について考えさせられるテーマもありつつ、市民劇を通じて自分と向き合い、少しずつ変わっていく読後感のいい物語だった。戦争の物語は重くて読みにくい……と思う子どもでもスッと読み進めることができそう。 友情はもちろん、恋心に近い気持ちがうっすら垣間見えるのも好きな感じだった。
  • 2026年7月2日
    傑作はまだ
    傑作はまだ
    引きこもり作家の元に突然、25年会っていなかった息子が現れ同居をはじめる、というストーリー。血のつながりもなければ明らかに歳下の「おにいさん」が現れる『春、戻る』に近いけど、今回はれっきとした血のつながっている親子。 他者との関わりも持たずに引きこもっていたせいで、どこかズレている主人公に(おいおい……)と思いつつ、(たしかに、他者と関わらなければストレス減るよね、比較して落ち込んだり劣等感に苛まれたりすることもないし……)と心底共感。かえって虚しくなるだろうから、完全に遮断することはぜったいできないだろうけど。 主人公が少しずつ光あるほうへ足を踏み出していく過程もよかったし、息子の名前の由来がわかった瞬間はもう(ウワ……ア……)と声にならず。 さくさく読めるのにしっかり心に響く。わたしやっぱり、瀬尾まいこさんの作品が大好きだ。大げさでなく、水や空気と同じくらい、生きていくのに必要。
  • 2026年6月30日
    子どもはみんな問題児。
    『本と子どもが教えてくれたこと』に引き続き、中川李枝子さんのエッセイ。「子どもはこういうものなのよ〜」と優しく語りかけてくれるような本。 中川さんの主観というか、すこし時代を感じる点もあったけれど、全体を通して「きっとわたし、だいじょうぶだ」と思える、励みになる一冊だった。 しかし、「子どもがドンとぶつかってきて、よろけるようではだめ」は、しょっちゅうよろける身としては痛いところを突かれた気持ちになったなぁ……がんばりましょ。
  • 2026年6月21日
    鈴の送り神修行ダイアリー
    帰省中に池に落ち、この世とあの世の「あわいの世界」に来てしまった主人公。死者の魂を送る「送り神」の修行をすることに……というストーリー。 生死をテーマにした物語だったけど、テンポがいいからか、そこまで重たい気持ちを引きずらずに読み進めることができた。 魂を送る儀式や、アイテムのアイデアがすごい。あきらかに昔の人なのに、スニーカーにデイパックという今風の格好をしているのもおもしろかった(アップデート、という表現がまたよかった)。 死を通じて生を見つめる。こんなふうに向き合えるなら、死に対する恐怖も少しはなくなるだろうな……。
  • 2026年6月17日
    なりたいわたし
    なりたいわたし
    学童クラブを舞台に、女の子たちの友情や悩みを描いた物語。 これまでずっと一緒だった友達との距離を感じ、焦ってしまうのには身に覚えがありすぎた……。 千愛の軸で物語が進むぶん、どうしても「がんばれ!」と思ってしまうし、友達の言葉も意地悪に聞こえてしまうのだけど、視点を友達たちに変えてみると、見えてくる世界も気持ちも変わってくる。特に愛空は、ラストの告白で「ああ〜〜〜」と思わず声が出てしまった。たしかに、千愛の両親すてきだな〜って、大人のわたしだって思ったものな……(そして冒頭の伏線回収が見事だった)。 千愛も愛空も、変わっていないようで変わっている、成長が感じられるラストシーンにじーんとした。
  • 2026年6月16日
    まだまだここから
    今年の小学校中学年の部の課題図書。 努力しても報われない、結果が出ないこともあるのが現実。それとどう向き合うかが、水泳を通じてさわやかに描かれていた。 結果が出せなかった悔しさは、子どもだけでなく大人にも共通する気持ち。自分がまさにその渦中にあって、一喜一憂を繰り返しているからこそ身にしみる思いがした。 改めて考える。どうして、「やーめた」ってならないのか。 それはやっぱり、苦しさの中にも「楽しい」と思う気持ちがあるから。 挑戦することに不安は拭えないし、これまで頑張ってきたことは何だったんだろう、と思ってしまうことももちろんある。でも、それ以上の「楽しい」という気持ちが自分を突き動かしている。 だから、実らなくても、報われなくても、無駄にはならない。自分を強くするバネになる。そう、改めて信じさせてくれるような物語だった。
  • 2026年6月12日
    ミクとオレらの秘密基地
    ミクとオレらの秘密基地
    田舎町の小学校にやってきた、ニコリとも笑わない転校生を笑わせよう!というところから始まる、清々しい友情物語。 おもしろかったー! ファンタジーのような劇的なできごとじゃなくともワクワクする感じ。テンポのいい会話。少しずつ縮まる距離。何もできない、と落胆する気持ち。ぜんぶ身に覚えがあって、共感もできる。予想外のラストに「ええっ!?」とちょっと笑える。読書を通じて体験できることが、すべて詰まっているかのような物語だった。 子どもだけでなく、大人にも読んでほしい児童文学だ。
  • 2026年6月11日
    6年3組さらばです
    6年3組さらばです
    学校が廃校になることが決まっている6年生たちの物語。「さらば」というタイトルからもわかるように、今回のテーマは「別れ」。切ない話が多いのかな?と思っていたけど、読後感のよい、さわやかな話が多かったように思う。 小室先生や学芸員の後藤さんがすてきだった一方で、一部の大人の対応にはモヤッとしてしまった。とくに保護猫のおうちの話。自分のポリシーよりも子どもの気持ち優先してあげてよー、と。子を持つ親としては、自分の言動も顧みなきゃな、と思った。
  • 2026年6月10日
    霧のむこうのふしぎな町 地下室からのふしぎな旅 天井うらのふしぎな友だち
    ちゃんと読んだことが今の今までなかったので、児童文学をめいっぱい読んでいるこの機会にしっかり読んだ。 ◎霧のむこうのふしぎな町 自分映画『千と千尋の神隠し』にも影響を与えた物語(同じくジブリ映画の『耳をすませば』でも、聖司くんが読んでいた、たしか)。 へんてこりん、だけどやさしい人たち、リナの小さな成長。いつまでも浸っていたいけど、そうはいかないことがわかっている──そんな、夏休みが終わってしまうときのような切ない読後感だった。 ◎地下室からのふしぎな旅 薬局の地下室にふしぎなお客さんが現れ、一緒にとなりの世界へ──という、ファンタジーの中のファンタジー!アカネなのかカスミなのかこんがらがったり(イコールなのでどっちも正解😂)、なかなか世界観に入り込むことができなかったのだけど、ハラハラもドキドキもする、ジェットコースターのような冒険だった。 ◎天井うらのふしぎな友だち 少々時代的なものも感じられたけど、『地下室からの〜』よりもすんなり世界観に入り込めた。引っ越し先に勝手に住みついてしまうという、なんともはた迷惑、しかしどこか憎めないふしぎな四人組が本当に魅力的だった!最後のオチまで最高。 柏葉さんのファンタジーは、本当に楽しい!
  • 2026年6月10日
    ふたりの読書会
  • 2026年6月8日
    6年2組なぞめいて
    6年2組なぞめいて
    6年1組に引き続き、短編小学校シリーズをどんどん読んでいく。 今回は、ちょっと”いわくつき”の池のほとりにたつ小学校の、6年2組の子たちの話。過去に行ってしまったり、未来から誰かがやってきたりもしたから、『5年2組ふしぎだね』よりもファンタジー要素が強く感じられた。 クラス全員が先生の大事な話を聞き逃した話と、ほんのり甘酸っぱい恋模様が描かれた消しゴムの話が好き。
  • 2026年6月6日
    6年1組すきなんだ
    6年1組すきなんだ
    あの子の「すき」がだれかにつながっていたり、だれかの「すき」が意外なところにたどり着いたり、と、いろいろな「すき」を眺めながら、「すき」ってどんな気持ちだろう、と改めて考えたり。 恋愛の「すき」があんまりなかったのが少し意外。 手編みのマフラーをもらった男の子の話のあとに、そのマフラーをあげた女の子の話がつながっていて、男の子の純粋無垢な感じと女の子のしたたかな一面にクスッと笑ってしまった。
  • 2026年6月2日
    本屋さんのある街で
    本屋さんのある街で
    豪華作家陣(好きな作家さんしかいない)による、本屋さんを舞台に描かれる物語。本屋さんがテーマパークだと思っているわたし、情報が出た時点で「これはぜったい好きだ」と確信したけど、うん、やっぱり好きだった。そして、ものすごく大好きな一冊になった。 大好きな作品のスピンオフが読めるとは……と感極まったり、切ない出会いと別れに心を揺さぶられたり、振り出しに戻っても大丈夫、と背中を押してもらったり。 どの物語もすてきだったし、やっぱり本屋さんってサイコーだな、と、読み終えたときも満足感でいっぱいだった。 これからも本屋さんに通うぞ〜!!
  • 2026年5月25日
    本と子どもが教えてくれたこと(988)
    『ぐりとぐら』や『いやいやえん』など、数々の名作を生み出した中川さんの自叙伝。まるで隣に座ってお話を聞いているかのようだった。 子どもを一人の人間として見つめる、中川さんのご両親の教育がまずすばらしいし、家族の愛情とたくさんの本ではぐくまれた「まずは飛び込んでみよう!」という中川さんの好奇心もすてき。そのワクワクが今もなお絵本や童話を通じてたくさんの子どもに伝わっているのだなぁと感じた。創作をする身としては、「子どもの本の書き方は教わってわかるものではない。図書館の本を全部読んで、自分でつかむもの」という言葉に励まされた。 姉が使っていた国語の教科書に載っていた『くじらぐも』の作者が中川さんだったのをはじめて知り(わたしの教科書は角野栄子さんの『サラダでげんき』が載っていたことも思い出した)、さらにその物語に込められた思いを知り、ただただ感動。平和であってほしい、どの国もどの場所もどの子どもも、みんな。
  • 2026年5月24日
    プレゼント
    プレゼント
    ものすごい顔ぶれですごい(語彙の限界)
  • 2026年5月23日
    ブルーラインから、はるか
    ブルーラインから、はるか
    広島の尾道から愛媛の今治を結ぶ「しまなみ海道」を、自転車で渡り切ろうとする、少年たちのひと夏の冒険譚。途中途中で大なり小なりアクシデントがあったり、何気ない会話から相手のことを知ったり、とドラマもあって、物語にぐいぐいのめり込んだ。 ほとんど素性を知らない相手でも遠慮なく話せるあたりが小学生らしいなあ、と思いつつ、抱えている悩みやわだかまりは結構重かった。現実逃避だろうが無謀だろうが、成し遂げたい、という強い気持ちがまっすぐ伝わってきて、よい読後感だった。
  • 2026年5月12日
    小鳥とリムジン
    「生」の物語であり、「性」の物語でもあった。 中盤までは、小鳥の人生に降りかかるものがだいぶ重たくて、読んでいて「うう〜……」と思うことも多かった(そして、自分がこれまで、いかに幸せに生きてきたかを実感させた)。 理夢人との出会いも、親友・美船との思い出を反芻することも、小鳥が光さすほうへ歩き出すきっかけではあるけど、いちばんは、父親かもしれないコジマさんとのやりとりがあったからだ。境遇を考えると、「もう誰とも関わりたくない」と思っても当然なのに、(仕事のような感じとはいえ)人を助けようと考えた小鳥だったからこそ、明るい未来を切り開くことができたのだろうな、と。 終盤は、性行為=愛なのか?と疑問を呈したけども、理夢人だけじゃなく、これまでのコジマさんや美船に対する思いも愛であって、いろんなカタチの愛があること、小鳥がそれを自覚する過程を糸さんは描きたかったのだろうな、と、感じながら読了した。よい読後感だった。
  • 2026年5月6日
    白いしるし
    白いしるし
    強烈な物語だった。 笑えなくなってしまうほど恋にのめり込む、という経験がないから、底のみえない恐怖に似た気持ちを抱きながら読んでいた。 登場人物全員が、なんというか狂っていて(当てはまる表現が思いつかない)、正直共感はできなかったのだけど。それでも、全身全霊で恋をしている、その気持ちの強さ、自分の思考すらも制御できないほどの気持ちの強さを持っていることは、どこか羨ましくも思った。
  • 2026年5月2日
    本なら売るほど 3
    楽しみにしていた新刊、購入がすっかり遅くなってしまった……が、やっぱりすごくよかった〜〜!!! 英くんの話が特に好き。夜間飛行という香りはわからないけれど、ストーリーからもふわっといい香りが漂ってくるようだった。 それから、岡書房に通っていた学生さんのその後。ずっと心にしこりのようなものが残っていたので、個人的にすっきりしたというか、救われた気持ちになった。
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