

saki
@53hon_to
音楽を好み文章を書くタイプのオタク📚🎧⛩️🐈
- 2026年4月6日
ろくぶんの、ナナ林けんじろう,高橋由季読み終わった図書館で借りたまず、「出る目によって人格が変わる」というサイコロの設定がユニーク。サイコロの「目」たちの人格(サイコロだからコロ格?笑)も、理屈っぽかったりやる気がなかったり無愛想だけど優しかったりなど、またまたユニークだった。 個性豊かなサイコロの「目」たちに励まされつつ、突然いなくなった親友を探しに行くナナの姿には思わず「がんばれ!」と応援してしまっていた。 同級生のみならずいろんな人が登場するのだけど、みんななんだかんだで優しいのもよかったなあ。 - 2026年4月5日
おさまる家 井田千秋 作品集井田千秋読み終わった買った過去の同人誌とその後の話、描き下ろしを収めた作品集。やわらかいタッチも細やかなイラストも穏やかな色彩も、眺めているだけでこころが満たされていく、そんな作品ばかりだった。 『家が好きな人』でも感じたけど、自分の好きなものたちに囲まれて暮らすことって、なんて幸せなんだろう。改めてそう実感。いつか自分だけの書斎を作るのが夢なのだけど、井田さんの作品に出てくるような書斎を作りたいなあ、なんて思ったりした。 - 2026年4月2日
スノードームの捨てかたくどうれいん読み終わった図書館で借りた6つの短編集。どれも淡々と進んでいく、抑揚のない(大どんでん返しがあるようなものに比べて、という意味で)展開だったけれど、するりと心に入っていく物語たちだった。 登場人物たちの、今後の人生において何か引っかかりをおぼえているのとか、過去に囚われすぎているのが妙にリアルに感じられたのは、彼等彼女等と同年代の自分も似たような思いや考えを抱いて生きているから、なのかもしれない。 それにしても、れいんさんのことばはエッセイでもフィクションでもするする入ってくる。ひらがなのやわらかい感じと、独特なオノマトペ(缶を開ける「ぷし」とか、トースターの「きん!」とか)が特にするする入ってくる。不思議。 - 2026年3月30日
5年2組ふしぎだね佐藤真紀子,吉野万理子読み終わった図書館で借りた短編小学校シリーズを続けて読了。今回は都会にある小学校の、5年2組の子たちが主人公。天才が登場したりタワマンに住んでたり、THE・都会って感じ(としか言えない田舎者……)。 日常の些細な謎からファンタジーな展開、うるっとくるような話もあって、短いのに読みごたえがあった。最後の話がいちばん好きだったなー。 - 2026年3月28日
5年1組ひみつだよ佐藤真紀子,吉野万理子読み終わった図書館で借りたある学校の、あるクラスに通う子どもたちを主人公にした短編集。サクサク読めたし、前の話に登場したあの子が再登場したり、あとから読む話に(あっ、この子は!)と発見があったりするのが楽しい。 今回のテーマは「ひみつ」。心にしまっておきたいひみつ、くすぐったくなるような恋のひみつ、ちょっぴり苦笑してしまうようなひみつ……どれもかわいらしいお話だった。 『舌打ち』と『クワの血』が特に好みだったな〜(あとから気づいたけど、さりげなく主人公同士も繋がっていた!) 挿絵が佐藤真紀子さんなのも良い。『バッテリー』シリーズ久しぶりに読みたくなった。 - 2026年3月18日
読み終わった図書館で借りた学生の頃、国語便覧に載っていた各段のあらすじを読み耽っていたので読んだ気になっていたのだけど、実際に『源氏物語』を読んだことはない。『本が読めない33歳が国語の教科書を読む』の中で『源氏物語』に触れているのを読んで、(読みたいな〜、でも長いし、読み切れるかわからんし〜)と思っていたところで偶然見つけたのがこの本。 登場人物ごとに花や植物とのかかわりを紹介していて、相関図を見ただけではよくわからない人間関係はもちろんのこと、登場人物たちのキャラクターもよく見えてくる、『源氏物語』初心者にぴったりの本だった。 (読んでみたいな〜)の気持ちが高まったのでいろいろ調べてみたら、いろいろな作家さんが現代語訳されているのね……!角田光代さんか、荻原規子さんの訳を読んでみたい。 - 2026年3月15日
本が読めない33歳が国語の教科書を読むかまど,みくのしん読み終わった図書館で借りた今回は題材が「国語の教科書」ということで、個人的には懐かしい話ばかり(『やまなし』以外は授業で取り扱ったし、『やまなし』のストーリーも知っていた)。あい変わらず五感をフルに使いながら読むみくのしんさんといっしょに一喜一憂しつつ、かまどさんのナイスアシストに心の中で拍手喝采しながら楽しく読んだ。 個人的に考えさせられたのは、『枕草子』の「山ぎわ」と「山はし」の違いについて。かまどさんが言っていたように、みくのしんさんの解釈が合っているのか、もはやわからない。それでも、(ほとんど意味同じじゃん!何が違うの?)という表現を、自分なりに考えて噛み砕いて読んでいく。この過程って、国語の授業でやっても淡々としがちだし、趣味の読書では(まあいっか〜)と流しがち。だから余計にハッとさせられた。 じっくり考えて、噛み砕いて読む。読書をする中で意識したいところ。 - 2026年3月12日
生まれかわりのポオ森絵都読み終わった図書館で借りた好きな作家さん+好きなイラストレーターさん=好きでしかない!!と手にとった一冊。 生まれたときからずっと一緒だった飼い猫を喪い、悲しみにくれる少年に、「物語」は何ができるのか。 読みやすい文体と、かわいらしいイラストとは裏腹に、テーマは、もしかしたら一生の命題なのでは?と思うくらい重い。 物語は美しいけれど、現実はそうはうまくいかない。そうだよなあって思う。思うけれど、「だから物語があるんだ」とも思う。 もしかしたら、そうかもしれない。そう思うだけでも、大丈夫。そんなあたたかなメッセージが伝わる物語だった。 - 2026年3月10日
マナーはいらない 小説の書きかた講座三宅瑠人,三浦しをん読み終わった買った単行本を持っているのに、文庫版の装幀がかわいくてつい買ってしまった……でも、加筆も文庫版あとがきもあるから結果オーライ! 前に読んだときは公募とか特に意識してなかったから、今は気持ちがまた感じかたが違うだろうな〜と思いながら読み進めるうちに……頭を抱えた。やってしまいがちなアレコレを自分も思いっきりやってしまっていたー!穴があったら入りたいですね、ええ…… しかしこのタイミングで再読できたのはよかった。しをん先生のアドバイスを参考に、またがんばって書こう!と決意を新たにした。 それにしても、しをん先生のEXILE愛の強さはいつ読んでも笑ってしまうなあ😂 - 2026年3月6日
雨の日が好きな人佐藤まどか,嶽まいこ読み終わった図書館で借りた母の再婚により、新しい家族ができた主人公。しかし父になった人には馴染めず、病気の姉には会うことすらかなわなくて……というストーリー。 か、家庭環境が複雑すぎる!というのが正直な感想。姉の心身の容態が不安定で、という理由はわかるにしても、小学生なんだからこんなにも放っておかれたらグレたくなるって……と、親たちに言いたくなってしまった。そしてなおのこと、やってはいけないことを諭す厳しさ、けれどちゃんと内面を見つめる優しさが垣間見える、雑貨屋の店長さんの対応が心に沁みた。 - 2026年2月24日
スケッチブックちばるりこ,シライシユウコ読み終わった図書館で借りたある出来事がきっかけで大好きな絵を描くことをやめてしまった少女が、夏休みに亡き母の故郷・遠野で「供養絵」に出会う物語。 登場人物やエピソードに関する情報が多く感じられ、物語に入り込みづらかった。 でも、些細なきっかけが子どもにとっては大きな悩みにつながる点や、友達の真意がわからず裏切られた気持ちになる点はものすごく共感できたし、そこから「供養絵」に出会い、母のことを知っていくことで自分と向き合う展開なのは希望が感じられた。 亡くなった方を描き供養する「供養絵」という風習は実際にあるとのこと。てっきり物語のなかだけだと思っていたので驚きだった。 - 2026年2月23日
春の雨にぬれて、獅子はおどるいとうあつき,岳明秀読み終わった図書館で借りた引越し先の人間関係や環境の違いに戸惑うなか、伝統である春祭りの獅子舞に心惹かれた少女の物語。 ナオコの心理描写がとてもすてきだった。獅子の動き(それもただの練習)を見た瞬間に心が揺さぶられるところ、どんな獅子を舞いたいか考えるところ、悔しさ、ようやく舞うことができたときの楽しさ、希望。どれもまっすぐ伝わってきて、読みながら一緒に一喜一憂していた。 「女の子が笛、男の子が獅子」という決まりを変えたことで冷ややかな反応をされたりもしたのだけど、ナオコが強く素直な心を持っていたことだけでなく、ショータやヨモギが支えになってくれたからこそやり遂げることができたのだと思う。いい仲間だな〜としみじみ。 同級生の変化や大人の事情がサラッとしていたので(現実そんなうまくいくかな……)と思ってしまったりもしたけど、それはわたしが結構な大人だから感じるだけ、だろうだね……。 - 2026年2月20日
あしながおじさんジーン・ウェブスター,岩本正恵読み終わった買った谷川さん訳と岩本さん訳を同時読み。 岩本さんジュディは女の子の等身大の気持ちが描かれているなあ、と思った。 あと自分の読解力の乏しさゆえなのだけど、谷川さんの独特な表現に(?)となったあと、岩本さん訳を読んで「あ〜なるほどそういうことだったのね」と理解することが多々あった……。読解力上げたいね……。 - 2026年2月20日
あしながおじさんジーン・ウェブスター,安野光雅,谷川俊太郎読み終わった図書館で借りたあらすじだけ見るとシンデレラストーリーだな、と思ってしまうけれど、手紙のひとつひとつが可愛らしくて愛おしい。ときどき不機嫌を丸出しにするあたりがより可愛くて癒された。 おなじ物語でも、翻訳によってかなり印象が変わるのがおもしろい。谷川さんジュディはより明るくて溌剌な感じがした。 これもどちらかといえば児童文学用なのだろうけど、他の翻訳バージョンも読んでみたい。わたしはだいぶ大人なのでだいぶ早い段階であしながおじさんの正体に気づいたけれど、やっぱりラストまでわからないものなんだろうか。不可能だけど、子どもの頃の自分に読ませて問いかけたい。 - 2026年2月14日
放課後の音符(キイノート)山田詠美読み終わった再読むか〜〜〜し読んで(しかも途中まで)それっきりだったのが急に懐かしくなって手にとった。 途中までしか読めなかった頃は「この娘たち、なんて大人なんだろう」と思っていたのだけど(だからたぶん、途中までしか読めなかった)、久しぶりに読んだ率直な感想は、「この娘たち、なんて大人ぶっているのだろう」だった。そう思ってしまうくらいには自分は齢を重ねたってことなんだろうな。 それでも、大人でも子どもでもない、どっちつかずのもどかしい時間はひたすらまぶしいもので、心の中に眠っていたティーンエイジャーのわたしは「ちょっぴりうらやましいと思ってしまったりもした」などとつぶやいていたよ。 - 2026年2月11日
しじんのゆうびんやさん斉藤倫,牡丹靖佳読み終わった図書館で借りた心地よい読書体験だった。てがみである詩はもちろんのこと、「かたつむりのはやさで、夏がとおざかる」とか、「(木々が落とした葉を)じめんが、うれしそうに、そのおさがりを着こんでいた。」とか、表現がやわらかくてかわいくて、かつわかりやすい。 読む人がどんな人かはわからないけれど、思いを届けるために、人はことばを紡ぐ。それを読んで、わたしたちは元気をもらったり優しい気持ちになったり、ときに涙したりする。詩って、ことばって、すごいなあ、と改めて感じた物語だった。 - 2026年2月9日
今日もピアノ・ピアーノ今日マチ子,有本綾読み終わった図書館で借りた何もかもが中途半端な少年がピアノに出会い、夢中になれるものや他者との関わりを通じて自分を見つめ直す物語。 何もかも中途半端だ、と感じる気持ちには思い当たることがありすぎて、読みながら「ワーッ」って叫んでしまいそうだった。笑 誰かに言われた、誰かはこうしていた、誰かと比べて、じゃない。主軸は絶対に自分。これは本当に大切で、児童書だけど、大人にもものすごく響くなあ……と感じた。 子どもながらの素直さ、同級生だからこそ痛いところを突いてくる感じ、見守る大人たち。登場人物みんなすてきだった。 - 2026年2月8日
あなただけの物語のためにあさのあつこ読み終わった図書館で借りたあさのあつこさんといえば『バッテリー』で、『バッテリー』はわたしの読書の原点でもある。 そんな思い入れの強い、憧れの作家さんが過去を振り返り、「自分の夢を語れなかった」「わたしはわたしを信じきれなかった」と仰っていて、ものすごく共感したし、勝手ながらものすごく励まされた。 世の中にあふれている誰かが書いた紛い物(言いかたすごい)の物語は、時に行く手を阻むものにもなり得る。そうだよね、惑わされてはいけない。心がけておきたい。 図書館で偶然目が合って借りたのだけど……この本は手元に置いておきたい!買う! - 2026年2月7日
本を読んだことがない32歳がはじめて本を読むかまど,みくのしん読み終わった図書館で借りた『ごんぎつね』のときも思ったけど、みくのしんさん(本名なの知らなくてびっくりした、すてきなお名前)の読書は本当にダイナミックで、五感をフルに使っているなあ、と感動。だからこんなにもピュアで素直な感想が生まれるのかな……そしてかまどさんのサポート(ときにツッコミ)もほどよくていいな〜と改めて思った。かまどさんのツッコミのおかげで読者もテンポよくこの本が読める。😂 かまどさんがあとがきで書いていたように「自分の読書を卑下してしまう」瞬間がわたしも何度もあったけれど、でもそれをふまえてなお(物語ってすごいなあ)と思う。小学生以下の感想。でも本当に、正しい読み方なんてないし、どんな感想を抱いてもいい、ってすごい。さらに読書が好きになった、わたしは。 『走れメロス』は学生ぶりに読み、そのほかは初読。せっかくだからあとからまた再読してみようと思う。今度はわたしなりの読み方で! - 2026年2月2日
アフター・ユー一穂ミチ読み終わった買った物語の軸がずっと「遺された側」の人たちであるから、本当のことはもう、本当にわからない。やるせないけれど、受け止めるしか術はない。癒えることはなく、ずっと続いていく。ラスト、青吾が涙したのは「受け止めた」からなのだろうな、と切なくなった。 ミステリー要素やファンタジーな展開があり、ついぐいぐい読み進めてしまったのだけど、ふいに(自分はものすごく軽薄で残酷な人間だなあ)と思ったりもした。 幸運なことに、わたしは不慮の事故で大切な人を喪ったことがない。だから、青吾や沙都子の状況を自分に置きかえてみようとしても、脳が拒否して想像すら無理だった。あり得ない物語ではないのに。
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