

saki
@53hon_to
音楽を好み文章を書くタイプのオタク📚🎧⛩️🐈
- 2025年10月9日家守綺譚 下梨木香歩,近藤ようこ読みたい
- 2025年10月9日家守綺譚 上梨木香歩,近藤ようこ読みたい
- 2025年10月7日時をかけるゆとり朝井リョウ読み終わった買った帯に、「頭を使わず読めるエッセイ」とあって(それはさすがに失礼では……)と思っていたのだけれど、うん、その通りだった(褒め言葉です!褒め言葉!!!) 最初の年表の時点でクスクス笑いが止まらない。朝井さんとほぼ同世代なので、当時の情勢に(あ~こんなこともあったなあ~)としみじみしながらクスクス笑っているという、側から見たらおかしな人状態。本編も言わずもがなで、笑ってないページなどないのでは?というくらい笑った。とにかく、「!」が秀逸。 しかしまあ、自分のことをこんなにもおもしろく書けるなんて、(やっぱり頭いいな〜)と頭の悪い感想を抱いた。
- 2025年10月6日わたしの知る花町田そのこ読み終わった図書館で借りた平さんは何者だったのか、その正体が第一章の時点である程度予想できたとはいえ、彼の周囲にいた人、彼と関わりがあった人たちの視点から次第にわかっていく真実に切なくなり、怒りがわき、やるせない気持ちになった。 不器用だなあ、と何度も思った。 だけど、不器用じゃない人間などいるものか。読み終えたとき、自然とそんなふうに思ったりもした。
- 2025年10月5日3月のライオン 18羽海野チカ読み終わった買った
- 2025年10月5日まぬけなこよみ津村記久子買った
- 2025年10月5日やりたいことは二度寝だけ津村記久子買った
- 2025年10月2日アボカドの種俵万智読み終わった図書館で借りたお子さんとのクスッとするやりとりや、お父様お母様との会話を切り取ったような歌がたくさんあって、(ああ、いつかわたしも、この31音に込められた思いを知る日がくるのだろうな)と泣きたいような気持ちになった。
- 2025年9月28日ギンガムチェックと塩漬けライム鴻巣友季子買った
- 2025年9月27日水中で口笛くどうれいん,工藤玲音読み終わった図書館で借りた『水歌通信』に引き続きのくどうれいんさん。エッセイを読んでいてもそう思うのだけど、言葉の選びかた、というかセンスが良すぎるというか、それでいて時折グサッと心を刺してくる。ぐうう。
- 2025年9月27日水歌通信くどうれいん,東直子,植松しんこ読み終わった図書館で借りた短歌と散文を往復させた一冊。 たった31音で情景も心情も伝わる短歌に加え、その背景を垣間見ることができる散文が新感覚で、じっくり浸りながら読み進めていった。 どこかもの悲しい、切なさを孕んで響いてくるのは、どのワンシーンもいつの日の自分だったりするから、だろうか、などと思った。
- 2025年9月24日クリームイエローの海と春キャベツのある家せやま南天読み終わった図書館で借りたタイトルが印象的な一冊。note創作大賞受賞作で、ベースとなったnoteを先に読んでから書籍のほうを読んだ。noteでは描かれていなかった背景が深掘りされていて、「これが本になるということか……」となぜか感慨深い気持ちに。 日常生活に欠かせない家事を通して、暮らしとは、生きるとは何か考えさせられた。明確なゴールがあるわけでもなければ、褒められるようなことでもない、やって当たり前と思われがちな生きるための手段。家事をしなければ生活は成り立たない。でも、みんな、結構がんばりすぎなのかもしれないな、と思ったりもした。 「生活は、誰に見せるためでもなく、営んでいくものです。その生活をどう営んでいくかによって人は生きやすくも、生きにくくもなるんですよ」 まさに!な安富さんの言葉。家事がストレスになってしまうのは本末転倒。肝に銘じておこう。
- 2025年9月23日春、戻る (集英社文庫)瀬尾まいこ読み終わった結婚を控えた主人公の前に突然現れた、「兄」を名乗る一回り歳下の青年。どんなに「は?」ってなってしまう設定でも、いつのまにかぐいぐい引き込まれている。 自分でも毎回思うし文庫本の解説でも触れられがちだ(この解説もそうだった)けど、瀬尾作品は本当にどれも書き出しがすごく魅力的。 おにいさんはもちろんのこと、婚約者の山田さんや妹のキャラクターもほがらかで素敵だった。おにいさんのような「不思議」をあっさり受け入れてくれる存在が近くにいる、というだけでも心強いものだ。
- 2025年9月21日パズルと天気伊坂幸太郎読み終わった買ったデビュー25周年おめでとうございます!日常の中に非日常がナチュラルに混ざり込んだ、ポップな伊坂ワールドを堪能することができて幸せです。 『透明ポーラーベア』がとても好きだった。いなくなった姉、その元恋人、その現恋人、そして自分の恋人。たしかな繋がりとは言い難いかもしれないけれど、そういうゆるやかな偶然で世界は成り立っているのだろうな、と感じて、切なくて、その余韻が心地よかった。 『イヌゲンソーゴ』の絶妙なわけのわからなさも癖になった。ウラ話(?)の担当編集者さん、そしてライターTさんが凄腕すぎる。笑わないわけがないぜそりゃ……
- 2025年9月17日カフネ阿部暁子読み終わった買った間違いなく救いの物語だった。心に傷を抱えた人たちの物語はこれまでも幾度となく読んできたけれど、こんなにも心の奥深くに寄り添うことはあっただろうか(もちろんあったはずではある)、と錯覚するくらいのあたたかな読後感が心地よかった。 弟の死、という悲しくもやるせなくもある出来事が背景にある中、薫子とせつなの、仲がいいんだか悪いんだかな会話のやりとりにホッとさせられた。 現代に生きる人たちの生きづらさや複雑さも丁寧に描かれていて、ほんとうに、このすべてを取りこぼすことなく生きられればいいのに、と願わずにはいられない。
- 2025年9月15日私たちの世代は瀬尾まいこ読み終わったはっきりと「あのとき」とは言っていないけれど、マスク、分散登校、ソーシャルディスタンス。よくわからないままに束縛されて、いつ終わるかもわからなくて、とにかく息苦しかった「あのとき」の記憶がすぐに呼び起こされた。 大人も子どもも、おじいちゃんおばあちゃんも医療従事者もそうでない人も、本当に大変で、先なんて見えそうになくて、怖かったあの日々。でも、一概に全部が悪いとは言えなかった。実際、イベントがなくなってほっとしたことに後ろめたさを感じたりもしたから。同じように、素直に喜べやしないものの「よかった」と思ったりした人たちもいただろう。だから、難しいのだけど、でも忘れちゃいけないな、と思う。
- 2025年9月13日星の王子さまサン=テグジュペリ,アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ,河野万里子読み終わった十数年ぶりの再読。 「大切なことは、目には見えない」 「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」 この物語は、おとなになってから読むほうがハッとさせられる気がする。いや、逆かもしれない。おとなになってしまったから、ハッとするのかも。
- 2025年9月11日へびつかい座の見えない夜砂村かいり読み終わった買ったタイトルを見て、読む前から「この本きっと好きだ!」と確信すら抱いていた一冊。読んだあとはもちろん、もっと大好きになっていた。 一見価値がないものを大切に集める人たち、そしてその心を汲み取ろうとする人たちの織りなす短編集。すべてがハッピーエンドとはいかない、ほんのり苦さも残るような読後感はあれども、それが心地よくも感じた。 黄道13星座が唱えられたとき、何かがほんの少しでも違っていれば、今の星座占いの最下位は12位じゃなかったのかもしれない。そんなふうに、「何かがほんの少しでも違っていれば」と思うことはあるけれど、でもだからといって全部がぜんぶ悪いわけでもない。みんな、それはそれとして、と生きているんだと思う。そう思えただけで、少なくともわたしは救われた気持ちになった。
- 2025年9月5日あなたが気づかなかった花伊藤朱里読み終わった買った女性たちの揺れ動く心情と花(花言葉)がリンクするように紡がれた短編集。一話一話が短めで読みやすかったし、世界観が繋がっていたのでいろんな人の視点になって眺めているようにも感じられた。 話によっては女性特有のイヤ〜な一面にげんなりしてしまったりすることもあったけれど、だからこそどの登場人物にも共感めいた気持ちを抱いた。誰もが自分であり、また他人である。それを再認識した感じ。
- 2025年9月4日tupera tuperaのアイデアポケットtupera tupera読み終わった買った『やさいさん』『くだものさん』『しろくまのパンツ』など、親子ともどもお世話になっている&大好きなtupera tuperaさんのアイデアのヒント的な一冊。 こんなふうに考えているのか!はもちろん、そもそもの視点がスゴい!と目からウロコの一冊だった。 いつか展示会行きたい〜〜〜
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