

saki
@53hon_to
近頃は児童文学メイン📚
- 2026年8月17日
きさらぎさんちは今日もお天気古都こいと読み終わった図書館で借りたとある商店街にある鍼灸治療院の家族の物語。 血の繋がり、同級生との交流(ちょっぴり恋模様)、弟たちの頼まれごと、そしてツボ押し。 いろんな要素がにぎやかに描かれていて、そこから少しずつ「家族とは?」の答えに思いいたる。素敵な物語だった。 如月家のみんなはもちろん、青葉の同級生たちもいい子たちだった。 - 2026年8月16日
屋根に上るかみやとしこ,かわいちひろ読み終わった図書館で借りた大工の村田さんに出会ったことをきっかけに、日常や考えが変化していく物語。 苦手だった小学校の同級生・一樹との関係が、村田さんが修繕したケヤキのはしごのように丁寧かつ強固に築きあげていかれる過程がすてきだった。村田さんがつかず離れず、ちょうどいい接し方をしてくれるのもよかった。 - 2026年8月15日
生きる言葉(新潮新書)俵万智読み終わった買ったエッセイに近い感覚で読み、さまざまな言葉について考えることができた一冊。 受け取り方の角度がすこし違っただけで炎上してしまう現代、「言葉は世界と一対一で対応しているのではなくて、ざっくりした目印だと知っておく」という考え方は常に頭に入れておきたいな、と思った。 子といろいろおしゃべりできるようになってきたから、なおさら(伝える/伝わるって難しいな〜)、(下手なこと言えないな〜)と思っていて、この気持ちが薄れていっても何度も読み返したい。 - 2026年8月14日
はじまりのスープ、夏ゼリー瀬尾まいこ読み終わった買った瀬尾まいこワールド全開の、やさしくておいしい物語だった。 下倉に対して(裏があるんじゃないか?)と思ってしまったり、大家のばあさんにも(いちいちつっかかってくるなよ)と思ってしまいそうなのだけど、作者が瀬尾まいこさんだという、たったそれだけで大丈夫だと確信する不思議。 不器用ながらも向き合うことになった人に対してはとことんまっすぐなリリーに好感をもった。そして恵美さんがいうように、ものすごく真面目なんだな、と。 だからこそ(あらきに行ってあげて〜!)とも思ったけど、かたくななのが「らしい」。そう、フッと笑ってしまう良い読後感だった。 - 2026年8月8日
読み終わった図書館で借りたうそつきにならないために、夏休みにさかあがりの練習をする男の子の物語。 うまくいかない自分に嫌気がさしたり、うまくいきそうな友達をつい疎みそうになったり。おそらく、誰もが一度は思ったことのある苦い感情が、わかりやすく丁寧に描かれていた。簡単にはうまくいかないのが現実。それとどう向き合うか、努力の過程をどんなふうに受けとめるかが大切なんだよなぁ……とあらためて実感。 それにしても、きげんの悪い母親とのやりとりはこっちまでヒヤヒヤハラハラ。ふざけたり、言われたことをやらない・忘れるのはたしかに悪いけど、だからって全部がぜんぶを否定するのは違うよね。自分も肝に銘じなければ……とこっそり思った。 - 2026年8月7日
かえでちゃんとひみつのノート大久保雨咲,植田真読み終わった図書館で借りた転校生のかえでちゃんが新しい学校で友達ができるまでを、落書きから生まれた「もじゃりん」の視点で優しく綴る物語。 まず!このノートのような装幀がすてき!サイズ感も厚さもノートに近くて、再現度が高い!かえでちゃんの物語にすぅっと入り込むことができた。 もじゃりんもかえでちゃんもかわいくて、よしよし頭を撫でて安心させたい気持ちになった。もじゃりんは挿絵から(こんな感じか〜)ってわかったから、あわよくばラストに登場する友達の姿も見てみたかった。 - 2026年8月5日
星のラジオとネジマキ世界alma,日向理恵子読み終わった図書館で借りた町の空に突然クラゲのような光る物体があらわれ、そのナゾを追いかけようとする物語。 両親のいざこざ、幼なじみの転校など、自分にはどうにもできないことが重なり、主人公のもがくような心境がページをめくるたびに伝わってきた。 自分の読解力が乏しいのか、はたまた明確に示されるものではなかったのか、光る物体は何か、ワゴンの人たちは何者か、結局よくわからなかった……でもそんな読後感も、SFならではだと思う。 - 2026年8月1日
雪の日にライオンを見に行く志津栄子,くまおり純読み終わった図書館で借りた何をするにも自信がない悩みや、祖父が残留邦人である自分のルーツ、父がおさないころに帰国してしまったことなど、はたから見たらわからない「重さ」を抱える主人公だった。それぞれ「重さ」は違えど、すべてが地続きで自分に繋がっている、と感じられる物語だ。 転校生の梓に親近感を覚え、彼女のやりとりを機に少しずつ変わっていく姿に心をうたれた。 「そんな子がいてもいいのです」という先生のひとことの強さ、優しさがあってよかった。 - 2026年7月26日
まほうのマーマレード茂市久美子読み終わった図書館で借りたおばあさんののこしたマーマレードに感動し、作って売ろうとするも街では売れず……という、ストーリーはいたってシンプルなのだけど、情景描写が美しい、なおかつかわいらしい物語だった。 挿絵もきれいで、月明かりに輝く夏みかんの木やちょっと変わったお客さんの姿にも思わず惹かれてしまったり。続編も楽しみ! - 2026年7月25日
シャンシャン、夏だより中村隆,浅野竜読み終わった図書館で借りた瑞々しい夏の情景が描かれていたのに加え、自分が生まれ育ったのが田舎だったからか、まるで小6の夏に戻ったような感覚で読み進めることができた。セミを捕まえたりはしなかったけど、朝のラジオ体操の雰囲気とか、夏祭りとか、懐かしくて胸がせつなく痛む、そんな感じ。 登場した直後は川村に(うわぁ……)とちょっと引いてしまうところがあったのだけど、事情を知るとそうなるよな、と思ったり。場所を転々としなければならない彼女に対するやるせなさは残るけど、野歩人や彼の家族に出会えたから、前よりは明るく進んでいけるんじゃないか……と思う。というか、そう願う。 - 2026年7月23日
あしたのことば森絵都読み終わった図書館で借りたことばにまつわる短編集。ついぽろっと口に出してしまったことば、やけに耳にへばりついて離れないことば、言おうと思っていたのに、言えずにいたことば。 あらためて、ことばって口にするのはかんたんなのに、時には凶器にもなって、時には海底に沈む碇のようになって、本当に難しいな……と感じた。 どの物語もすてきだったけど、特に『帰り道』と『遠いまたたき』が好きだ。『帰り道』は、国語の教科書に掲載されているらしい。う、うらやましすぎる……! 今の心境的に、『遠いまたたき』を読むことができてよかった。沈んでいた気持ちを、少しずつ掬いあげていこうと思えるようになった。 図書館で借りたけど、この本は手元に置いておきたい。買おう! - 2026年7月19日
蝶の羽ばたき、その先へ森埜こみち読み終わった図書館で借りた突発性難聴をわずらった中学生の主人公が悩み、出会い、一歩踏み出す物語。 幸運なことに、わたしは両耳とも聞こえる。それでも、感情の揺れにはひどく共感できた。どうしてほしいかわからないから言えないとか、みんなが盛り上がる中で一人落ちていくような感覚とか、身に覚えがあったから。 登場する人たちみんな優しくて、それは主人公にも当てはまっていて、だからきっと治らないほどに時間がたってしまったのがやるせなかった。突発性というくらいなのだから本当に突然なんだろうけど、それでもなぜ、どうして、ってわたしのほうが思ってしまった。もしかしたら、打ち明けられた友達も同じ気持ちだったかもしれない。 - 2026年7月18日
子どもを描く 林明子の世界福音館書店編集部読み終わった買った子どもの心の動きをすくいとり、繊細に表現してきた絵本作家・林明子さんの「絵本の裏側」を知ることができる一冊。 作品ごとの試行錯誤や工夫がわかったのはもちろん、ラフやエスキースも載っていて、子どもの頃から今までお世話になっている身としてはたまらなかった!『あさえとちいさいいもうと』は、まさに本物だった。 これからも、絵本とともに何度も読み返す。 - 2026年7月17日
おしごとのおはなし パティシエ 父さんはドラゴン・パティシエ中村景児,柏葉幸子読み終わった図書館で借りたとつぜん空に連れ去られたパティシエたちが、「わが君」と呼ばれるドラゴンの気に入るケーキを作るというファンタジーな物語。 タイトルがすでにネタバレなのだけど笑、「なぜ気に入らないのか?」というちょっとした謎解き要素があって楽しく読めた。ラストのオチまで楽しかった! - 2026年7月15日
ベランダに手をふって植田たてり,葉山エミ読み終わった図書館で借りた毎朝、登校するときに母親と手を振り合う日課を友達にからかわれることからはじまる物語。 母親とのやりとりを恥ずかしく思ったり、子どもなのに(子どもっぽい)とか(もう子どもじゃない)と感じてしまう心情がリアル。だからこそ、ラストシーンがすごくキラキラ輝いているように感じた。きっとあのあと、お母さんは泣いちゃったんじゃないかな、と思う。 描かれているのは日常、しかもほんのワンシーンを切り取った日常なのだけど、優しくてちょっぴり切なくて、子どもだけじゃなく大人にも読んでほしいと強く感じた一冊だった。 - 2026年7月14日
カステラアパートのざらめさんコマツシンヤ,島村木綿子読み終わった図書館で借りたタイトルからがっつりファンタジーだろうな、と思っていたけど、絶妙に日常に溶け込んでいるファンタジーで大好きな作風だった! 千太郎とざらめさんのやりとりには何度も笑わされたし、テツオの過去が垣間見えるシーンはちょっと切なくもなったけど、その何倍も何十倍もテツオが「今」幸せに過ごしているとわかって(しかもだいぶやり手で笑)ほっとした。 ペットを飼っていないわたしも、身近な自然や動物、それから家族を大切にしたいと感じる、あたたかな物語だった。 - 2026年7月11日
小梅の七つのお祝いに愛川美也読み終わった図書館で借りた七五三のお祝いが先延ばしになってしまった少女・小梅。一頭の黒牛を追った先にあったのは、お祭りのようににぎやかな天神様の一本道だった、というストーリー。 小学校低学年〜中学年向きだけど、完成度が高く大人でも十分、十二分に楽しむことができた物語だった! 不思議で楽しい出会いを重ね、ときには奥底に隠した自分の心と向き合いながら進んでいく小梅。がんばれー!と応援しつつ、自分の子どもの成長を重ね合わせて思わず泣きそうになったり……。特に「くろさん」の正体がわかったときはもう……グッときてしまった。 ダジャレのような各章のタイトルにとクスッとしたし、読後感もよかった。すてきな物語を読んだなぁ、と、しばらく余韻に浸った。 - 2026年7月8日
うせものがかり なくしたもの、見つけます。ほしおさなえ,pon-marsh,pon-marsh読み終わった図書館で借りた引っ越してきたばかりの主人公・まゆは、転校先の学校で「うせものがかり」と呼ばれるミステリアスな少女・つむぎと出会う。ガールミーツガールであり、ファンタジーであり、家族の物語でもあった。 最初のうちはなかなか「うせものがかり」の話にならないな……とも思ったけど、他のクラスメイトとのやりとりを通じてまゆが「人の気持ちに共感しやすい」ことが描かれていて、後半のつむぎとのやりとりに活きているように感じた。 縁が糸で見える、という設定が美しい。無数の白い糸が霧のように見えるのも神秘的。 続編がありそうな感じ。楽しみ! - 2026年7月8日
夕焼け色のわすれもの (講談社・文学の扉)たかのけんいち,千海博美読み終わった図書館で借りたクラスメイトの住む団地へ忘れ物を届けに行き、まるでモノクロの古い写真のような光景を目にする……というストーリー。 タイムスリップ的なファンタジー要素もありながら、「どういうこと?」と首をひねるミステリー要素も散りばめられていて楽しめた。 本の作者や不思議な少年の正体はすぐにわかった(大人だからね……)けど、エピローグで明かされるトリックまでは気がつかなかった!そして(えっ、ここで告白すんの!?急だね!?)ってビックリもした。😂 - 2026年7月7日
夏に降る雪 フレーベル館文学の森あんずゆき,佐藤真紀子読み終わった図書館で借りた引っ越してきたばかり、慣れない環境に不満や不安を感じる毎日の主人公が、防空壕「無窮洞」を舞台にした市民劇に参加することになって……といあストーリー。 戦争について考えさせられるテーマもありつつ、市民劇を通じて自分と向き合い、少しずつ変わっていく読後感のいい物語だった。戦争の物語は重くて読みにくい……と思う子どもでもスッと読み進めることができそう。 友情はもちろん、恋心に近い気持ちがうっすら垣間見えるのも好きな感じだった。
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