
おとうふだいすき
@otofu
2026年6月13日
パレード
吉田修一
読み終わった
積読にしちゃってたけど、
改めて読んだらめちゃくちゃ面白くて、1日であっという間に読んでしまった。
シェアハウスして暮らす男女の物語で、全5章がそれぞれの視点から語られる。
最初は「恋愛的にドロドロしてなくて、お互いに丁度いい距離感のある楽しそうで不思議なシェアハウスだな」と思いながら読んでたんだけど(登場人物も性格が違って楽しい)、
読み進めるうちに、その「距離感」が案外ぴんと張った空気の上に成り立っていて、
お互いの存在の解釈や価値観を受け入れたり、相手に受け入れてもらっている絶妙なバランスの上にあるものだと気づかされていく。
吉田修一は、全体に漂う緊張感や空気感をあえて言葉で説明せずに(事実にせずに)
状況描写やその登場人物(だけ)の視点で、余白を想像させる、みたいなのが本当に上手くて、やっぱり好きだ!!