紅ちどり "聖ヒルデガルトの医学と自然学" 2026年7月22日

聖ヒルデガルトの医学と自然学
聖ヒルデガルトの医学と自然学
プリシラ・トループ,
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン,
井村宏次,
聖ヒルデガルト研究会
12世紀ドイツの聖女ヒルデガルトによる、食品・植物等による効能の箇条書きといった内容。 300頁超えなので構えて読み始めたら、想像に反してあっさり読み切ってしまった。あれー? 今回理解が早かったのは、直前に読んだ『金枝篇』の影響も大きい。 もちろん現代医学・栄養学の観点からは『え?』の部分も多いけれど、当時の人がどのように物事を見て考えていたのかは知ることができる。 まだ呪術やまじないが力を持っていた時代ながら、人々の健康を少しでも良くしようと努力した結晶なのだから。 当時の食文化もやや断片的ながら記されており、修道院という当時の最先端医療の場でこのような治療がなされていたのだろうと想像する。庶民の家庭では、とてもこのような治療は施せなかったんだろうな… (で、一周回って現代西洋医学(いわゆる標準治療)と国民皆保険制度ってやっぱりすごいな、の感想になる)
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