ぬい
@nui_nu
2026年7月22日
プラネタリウムのふたご
いしいしんじ
高校生ぶりに読んだら、もう決まっていたのかも、と思った。
うそだとかほんとうだとかよりはるか上を飛び回るもの、手品とかプラネタリウムみたいなことがずっと好きで、そういう仕事に就いたこと
「この世のどんな場所でも、指先からコインをひねりだし、カードを宙に浮かせ、生首のまま冗談を唱え続けなければならないのだ」
「でも届けなきゃならない。なぐさめのことばをかけるってわけにはいかない。だって俺は、郵便配達だからさ。けどお前は手紙じゃない。俺のたったひとりの友達だ。友人としておれはな、お前の胸のうちに、いったいなにが書かれてあるのか、ちゃんとひらいてみて、きいてやらなくちゃならない」
「いまはまだ、わかんないだろうがね、あんたじゃなきゃ務まらない、って役柄が、この世にはちゃあんと用意されている。あたしだってね、あんたと同じように、結局、自分にできることしかできやしない。ただ大事なのは、その仕事だけは、ぜったいに手をぬかずやりとおすことだよ。いってごらん。あんたの就いてるたったいまの仕事は、いったいなんだね?」
間抜け、だし、自分のやっていることを分かっていないかもしれない。
でも、手をぬかずに、やってみるよ
わたしはここにしか居られなくても、わたしの氷山だけは、どこまででもいけますように、
わたしがじたばたして 何も形に残らなくても、そこになにもないということはないし、ここにらくえんが、たからものがあることは、あったことは、信じていいよね?
