"夜新版" 2026年7月23日

じ
@ypw
2026年7月23日
夜新版
夜新版
エリ・ヴィーゼル,
村上光彦
ある人から、人生で最も印象に残っている本と聞いて、読了。 V.E.フランクルの『夜と霧』は読んだことがあり、それが極めて客観的な目線で収容者の心理と収容所についてを語っているところ、この本では一収容者の生々しすぎる心理描写が、当事者としての目線でずっと続けられている。 敬虔な信者の神の死から始まり、改めて、ナチスのあの大量虐殺は、人間を単に殺しただけでなく、人間を人間でなくさせて、その人から文字通り全てを最後まで奪った卑劣な行為であることを突きつけてくる。 胸が締め付けられた、と思っても、そういうことを感想としては持てない。その程度の覚悟の本ではない…
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