
Satomi
@satomiww
2023年3月27日
invert II 覗き窓の死角
相沢沙呼
買った
読み終わった
これは完全に表紙買いをしてしまった。しかもmediumを含めて三冊。
「霊媒探偵」などと明快なタイトルで、ドラマ化もされてミステリランキング5冠なんて、期待値が自然と高まってしまうわけで。
一切のネタバレは無しで読み進めたけれど、その時点で愚かにも筆者の罠に嵌っていたのだと気が付いたときには城塚翡翠の虜でした。
小説だからこそ翻弄されてしまう読者に対するトリック、ホームズと古畑任三郎を連想させるような喜劇的表現、「わたしのワトソン」「わたしのホームズ」と互いを呼称するふたり(誰と誰を指しているのかは是非とも読んでください)の関係性、そのすべてに惹き込まれてしまった。
「騙される」と言ってしまえば聞こえは悪いが、読み手の予想を尽く裏切る展開に爽快感すら覚えてしまう。
賛否両論はあるけれど、これだから叙述トリックは堪らない。
「わかりやすい謎を提示し、あえて読者に解かせ、それを解決しないまま物語を進めて、まったく違う答えや隠されていた最大の謎を示すのです」


