

Satomi
@satomiww
2023.03.01𓂃 ✍︎
- 2026年7月10日
都市伝説の正体教えます久真瀬敏也読み終わった買ったオカルトファンとして「都市伝説」と名がつくものに惹かれないわけがないので、発売当日に書店へ。わたしが絶対に遭遇したくない怪異の一人である「テケテケ」から始まり、都市伝説に酷似している恐怖体験と事件の裏に隠れる矛盾を主人公が指し示し、正体(真相)を暴いていく話なのだが、都市伝説×ミステリーとしてはかなり面白いと思う。ただ着物の上に、赤いダウンジャケットはいかがなものか。 最後まで読み進めていくに連れて、すべての事件に共通する大きな謎を握る人物が浮かび上がる。その謎が解明されたとき、その人物が「罪」を告白する場面の不快感と言うか、恐ろしさに眉を顰めてしまった。怪談を主軸に描いている物語かと思いきや、自分自身の罪をあくまでも善行だと本気で思い込んでいる人間の狂気を良質に書き上げていた作品だった。 結末はまさしく「因果応報」であり、そして新たな都市伝説が広まっていく。 - 2026年5月25日
読み終わった買った個人的には、とても面白かった。「近畿地方」と比較すると、モキュメンタリーと言うよりも一つの物語として完結しているので、読みやすいと思う。 心霊系YouTuber、フリーランスの編集者兼ライター、「本物」の霊能力者兼ライターの三名が主な登場人物なのだが、ファンブックを名目に心霊スポットについての曰くを捏造していく中で、彼らの与り知らないところで起こっている真実や、登場人物達の「強欲」な裏の顔を知ったときに感じたのは「やはり生きている人間が一番恐ろしい」だった。 人を呪わば穴二つと言われるが、人間の欲望は呪いに転じて、病のようにいつか自分の身に降り掛かる。本作の題名の伏線と言うか、「穢れた聖地巡礼」とは一体何を指しているのかを後半になってようやく理解したとき、「輪廻」についてこれほど嫌悪感を抱いたことはないかもしれない。 げんきなあなたがうまれます - 2026年4月4日
読み終わった買った三年前にWeb版を読んでから、脳裏に焼き付いていた作品。去年の映画も父親と鑑賞したけれど、やはりこの作品は文章で目にするのが一番良い気がする(結末が異なるので何とも言えないが)。 雑誌の既刊号から始まり、ネット掲示板に書き込まれた情報、読者からの手紙、インタビューテープの文字起こしまで、時系列も統一されていない一つ一つの話を断片的に読んでいくだけではただの実録怪談の寄せ集めのように思えるのに、それらすべてが繋がったときに浮かび上がる怪異の存在に背筋が凍るような恐怖を覚えた。あまりにも秀逸で、緻密な演出にモキュメンタリーであることを失念しそうになる。 小説と言うよりも、SNSやブログなどを読んでいるような感覚で気軽に読み進められるのに、投稿者達のその後が明確に描かれていない後味の悪さが個人的にかなり好みだった。そして、文章の中で度々感じる違和感の正体に、最後まで「読んでしまう」ことで気が付くことができる。愛のような、歪で醜悪な何か。 「見つけてくださってありがとうございます。」 - 2026年3月16日
予言怪談住倉カオス,朱雀門出,田中俊行,田辺青蛙,郷内心瞳,雨宮淳司読み終わった買ったただの実話怪談アンソロジーではなく、予知・予言・予兆・予感・・・と言った「未来」に纏わる怪談集。「予言」「怪談」と言う単語だけを目にすると、人間の顔と牛の体を持つ件や、ノストラダムスの恐怖の大王などを思い浮かべてしまうのだが、本作では未来が「見えてしまった」人々の話が中心となっている。 オカルトファンとしては怪異や神、超能力の存在を信じていたいからこそ、占いなどは絶対にやらないようにしているのだけれど、もし自分の意思に反して未来が垣間見えてしまったとしたら。そしてそれが回避しようのないものであると理解してしまったら。最早「予言」とは人知を超えた「怪異」に他ならないのではないだろうか。 個人的に気に入っているのは、「神勢調査員」「匂い雛」「天女の願い事」かな。怪異よりも災害、戦争、不況などの混沌とした未来に震える現代人であるからこそ、他人にも自分にも「予言」にも縛られることなく、せめて魂だけは自由で生きていきたい。 - 2026年2月4日
- 2026年1月20日
骨灰冲方丁読み終わった買ったモダンホラーは数々読んだけれど、本作は冒頭からかなり現実味があり、それが一入に読み手の恐怖を煽ってる気がする。大手に勤め、持ち家のマンションで妻子と暮らす順風満帆に見える主人公が、業務上での調査を引き金にして祟られ、転落していく様は(いろいろな意味で)恐ろしかった。この本を読んでしばらくの間、レンジやオーブンの異臭、壁のシミ、来客予定のないインターフォンが鳴ったとき、エレベーターホールから見える廊下に足跡がないか、頭の片隅で気になってしまう自分が影響され過ぎていて今思うと笑える。 本来の主人公は冷静で頭の回転も早く、怪異の類を信じていないからこそ、父親が語りかける言葉を想起しているのかと思いきやいつの間にか故人がそこにいるかのように振る舞い、それを何一つ違和感なく受け入れている状況に読み手すらも混乱させられた。死んだ人間と会話するなんて馬鹿馬鹿しい、と発言した直後に車内で父親の助言を従順に聞いていたり、「穴」へ十数人もの浮浪者を招いたことでさえ、本気で何がおかしいのか気付いていない(気付けない)様子がまさしく「侵食されていく」ようで背筋が凍ったのを覚えている。 祟りというのは、因縁によって広がる。善悪ではなく、自然の災害と同じ。災害に巻き込まれたからといって、その人の何が悪かったということは言えない。その不条理さこそが人間には到底理解できず、到達することができない神の領域なのだろう。 「知ってるか? おれたちみんな、死者の上で生活しているんだ。」 - 2025年12月25日
賢者の弟子を名乗る賢者(10)りゅうせんひろつぐ,藤ちょこ読み終わった買った10巻まで読了。ソウルハウルの追跡を再開し、高難易度ダンジョンの攻略が開始するわ新たな契約相手に驚かされるわで、読者としては今回も熱い展開が盛り沢山だった。 召喚獣達がミラちゃんを大好きなのがとても良い。毎度のことながら召喚術と仙術の組み合わせが無敵過ぎて、脳が混乱します。 - 2025年12月23日
賢者の弟子を名乗る賢者(9)りゅうせんひろつぐ,藤ちょこ読み終わった買った - 2025年12月22日
賢者の弟子を名乗る賢者(8)りゅうせんひろつぐ,藤ちょこ読み終わった買った - 2025年12月21日
賢者の弟子を名乗る賢者(7)りゅうせんひろつぐ読み終わった買った - 2025年12月20日
賢者の弟子を名乗る賢者(6)りゅうせんひろつぐ読み終わった買った - 2025年11月4日
- 2025年10月4日
THINK FUTURE 「未来」から逆算する生き方ハル・ハーシュフィールド,今井仁子,けんすう(古川健介)読み終わった買った - 2025年9月27日
具体と抽象細谷功読み終わった買った - 2025年8月29日
経営中毒徳谷智史読み終わった買った - 2025年8月3日
- 2025年7月28日
- 2025年7月10日
ビジュアル図鑑 中世ヨーロッパ新星出版社編集部読み終わった買った異世界転生ではお馴染み(?)の中世ヨーロッパに興味はあれど、どの資料に手を出せば良いのか不明瞭なままだったわたしにとって、想像以上だった。 当時の人々の暮らしや社会、戦争と宗教、城や街並が、文章のみではなく図解でまとめられているので、そもそも本や図鑑を読み込むのが得意ではない人にも分かりやすいと思う。 西洋史を学ぶだけではなく、創作物の資料として中世ヨーロッパの世界観を理解するにも大変素晴らしい図鑑だった。王、騎士、吟遊詩人、英雄・・・この単語に心が踊るすべての者たちへ、おすすめしたい。 - 2025年7月9日
- 2025年6月22日
イシューからはじめよ[改訂版]安宅和人読み終わった買った
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