ちゃせん "タスキメシ" 2026年7月24日

ちゃせん
ちゃせん
@arbata_caj
2026年7月24日
タスキメシ
怪我で陸上を辞めようとしている眞家早馬、才能あふれる弟の春馬、共に陸上部で3年間走ってきた助川亮介、早馬と出会い、ともに料理をすることになった料理研究部の井坂都。陸上と料理をめぐる高校生たちの青春と葛藤の物語。早馬が弟に抱く複雑な感情も、兄として立っていたいという気持ちも、どっちつかずな自分の置き場を求めたい気持ちも、複雑で重たくて、そしてリアルだ。春馬も助川も、早馬があっさり去ってしまいそうなことを悔しく思っているが、なかなか本音をぶつけられない。都は都の思惑で、早馬や春馬の本音をあばき、助川をけしかけるようなことをする。感情の重さを感じながら、1ページずつを読み進めていった。 努力しても叶わないことはあるし、追い続けることにも諦めることにも痛みは伴う。だが、それも全部含めて生きること。走ることも食べることも生きることであって、少しでも後悔のないように、自分の気持ちと向き合うことが大事なのかもしれない。ラストシーンの早馬のモノローグと涙に胸がじんとした。 そして、出てくるごはんがどれも美味しそう。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved