
niwa
@niwabun
2026年7月25日
犯罪小説集
吉田修一
読み終わった
audible
全編通してなんともやるせない気持になる短編集。
それぞれの人生のいい時期も丁寧に書いてくれるから、転落の傾斜が増す。
なんかもう少し手前でどうにかなるのがフィクションの役割じゃないのか!?という気持ちになるが、ラストの情景やセリフに不思議な「それでも人は生きていくから……」みたいな明るさ?爽やかさ?みたいな雰囲気はあった。
山口の集落の事件を題材にしたであろう4話はちょっと違うか……
2話の中学時代の同級生(女)が起こした殺人事件をきっかけに、その同級生の半生を追う主婦の話し、突然生々しいオイルマッサージシーン出てきて気まずかった。
私がヤバ女が暴れる話しが好きなせいでこの主婦の劣等感とか膿んだ感情がどんどん出てきてしまうのかと期待してわくわくしたが、意外と爽やかに終わって拍子抜け。
事件の当事者じゃない人には少し明るめの終わりを感じさせるとこに作者の優しさを感じる。
4話、犬が無事じゃないが……



