
読書するY
@Yreads
2026年7月25日
傲慢と善良
辻村深月
読み終わった
そう動くのか~~😭
第一部の架視点で過去を辿るのに対して、第二部の真実視点では今、ここからが綴られていく。
自分の意思で行方をくらまし、何の縁もなかった土地でボランティア活動を始めて暮らしながら、出会う人々との交流を通して過去の自分にも目が開かれていく真実。
ドキドキしながら読み進めて、p.396のここで涙が決壊。
“架に会おう。前に進めなくて、これで終わりになっても。終わらなければ、真実はたぶん、その次のことさえ、見えてこない。
終わってもいい、と初めて思えた。
待ち合わせに指定した無人駅に、架は文句ひとつ言わずに来てくれた。”
「あんだら、大恋愛なんだな」という言葉を発してくれた石母田さん。
そうだ、70点という言葉に傷つくのも、ストーカーに狙われていると大芝居を打つのも、失踪した婚約者を半年間探し続けるのも、紛うことなき大恋愛だ。
エピローグには、頑固さ、行動力、決断、希望、意思など、これからの2人の歩みを応援する言葉が並ぶ。
“この人のこの、気負わない鈍感さに、夫であるけれど違う人間であることに、これから何度救われるのだろう。”
と真実は言う。
そしてまた、“それの何がいけないのか、と開き直れるくらいには、気持ちが強くなった。”真実も架をこの先何度も救うだろう。
「自立とは依存先を増やすこと」という言葉が浮かぶ。

