
Σ
@siguma_rain
2026年7月26日
夏帆
村上春樹
読み終わった
@ 自宅
知り合いに薦められて読んでみました。
村上春樹さんの作品を読んだのはこれで3作目でしたが、本作はとても自分好みな作品。
現実のような、非現実のような世界観はもちろんのこと、夏帆が書く絵本の構想が途中に挟まるという文章構成がとても効果的で、するすると文章が入ってきました。
何かものづくりを生業にしている人が主人公の作品というのは、個人的に作品自体にフォーカスが当たっていることが多いイメージなのですが、この作品は作品の中に秘められた作者の内面性が色濃く描かれていて、自分もものづくり(?)をしている人間としてとても好感を持ちました。
村上春樹さんの長編小説では、女性主人公の作品はこれが初めてとのことでしたが、主人公の心理描写に違和感もなく、すっと入ってきました。やはり作家というのはすごいものだと、改めて感心してしまいました。
村上春樹節を感じられるところも多くありながら、個人的には苦手としている性的描写が少なく、万人にお薦めできる作品だと思います。
村上春樹さんの作品を読んでみたい!と言われたら一番にお薦めできる作品と出会えました。