
Lusna
@Estrella
2026年7月26日
イスラムが効く!
中田考,
内藤正典
読み終わった
借りてきた
良書。
中東に紛争が絶えないのは西欧が強引に国境線を引き、各国の政権がイスラム教の教えに則ってないからとの解釈。
トルコは最初に西欧化した国家を作ったが、弱者や貧者が増えた。こうして建国から80年が経ちイスラム政党が支持されるようになった。いまのエルドアン政権はイスラム的な扶助のシステムを取り入れて貧者に家を無償で提供した。しかもそのシステムが目から鱗で、家を無償で建築した人たちも、儲かる仕組みを作っている。だから盤石の支持。
ムスリムの女性に握手するのはセクハラだというのも知れて良かった。
ヨーロッパではヒジャブを被った女性が要職に就けない差別があるが、イスラム圏では女性の首相や大臣、管理職もいっぱいいるそうだ。
イスラム圏でセクハラやいじめをしたら、被害者の親族から加害者は殺されるし、よしんば生きていても、狂人として社会的に抹殺されるそうだ。
ヨーロッパは同じキリスト教同士で戦争をしたが、ムスリムは国境などお構いなく互いを助け合う。
トルコのエルドアン大統領のエミネ夫人やダウトオウル元首相・外相は、ミャンマーに乗り込んで、とにかくロヒンギャの人たちを抱きしめてくる。あるいは彼らが逃れたバングラデシュに「金を出すから彼らを守ってくれ」と行動を起こした。
2012年にガザが空爆された時も、ダウトオウルさんは外相だったが、自らガザに乗り込んで行った。
トルコの外務大臣が現地に入ったら、さすがのイスラエルも攻撃できない。
体を張ってイスラエルに対抗する。
ムスリムは弱者のために何かしなきゃイスラムの道に反すると信じている。
今の中東で、エルドアンのトルコを嫌うサウジアラビア、エジプト、シリアはいずれもイスラムの道に反している。
サウジはイエメンの内戦に介入して空爆を続け、エジプトのシーシー政権は民意で選ばれた大統領をクーデターで追放し支持者を弾圧、シリアのアサド政権は国民への攻撃で500万人の難民を出している。
ヨーロッパではムスリム排斥運動を行うペギーダというネオナチの組織が広がっていることも知れて良かった。




