
ゆずりは
@setsu0312
2026年7月27日
ハコウマに乗って
西川美和
読み終わった
役所広司主演「すばらしき世界」公開(2021年2月)前後の、西川美和監督のエッセイ。
前半の『遠きにありて』はNumberに連載されていたので、スポーツの話が中心。
2020年4月の「春よ来い。」
「映画も、人に観られて初めて映画として誕生する。時間軸はずれていても、観る者との共同作業だ。(中略)
…ああ、ムズムズする。競技場に行きたい。見ず知らずの隣の人と、同じところで声をあげたい。そして、割れんばかりの大声援にもポーカーフェイスを貫いたまま、目を疑うような奇跡を起こして、「観たか」と背中で意気がる選ばれし人々を、この目で見たい。競技場に、春よ来い。」
夏の甲子園中止「見られるはずの花は。」
あの時期、一度きりの瞬間を全ての人が反故にしていたやりきれなさが詰まっていて、ちょっと泣いた。

