

ゆずりは
@setsu0312
日本大通り駅近くのLOCAL BOOK STORE kita.で、一棚書店『本の定食屋 ゆずりは』をひっそり開店中
- 2026年5月24日
心を整える。長谷部誠読み終わった買った東日本大震災の1週間後に刊行された本で、大ベストセラーになったのは知っていたけれど、今まで読む機会がなかった。 最近心が散らかっていていた上に、仕事でも壁にぶち当たる経験をして、何か心に効く本はないか…とこの本のことを思い出して読んでみた。元気いっぱいの時なら読み飛ばしそうな文章が素直に入ってくることに驚き、少しずつ落ち着きを取り戻すきっかけになったような気がする。 人との出会いのように、本と出会うのも良い時期というものがあるんだな、と思う読書体験だった。 - 2026年5月20日
- 2026年5月19日
挑む人たち。倉岡裕之,前田泰治郎,奥野武範,平山ユージ,角幡唯介,高野秀行読み終わった借りた本読書会で借りた本。面白かった! 世界で活躍する山岳ガイドの倉岡裕之さんの「怪我を克服していく過程もまた、ひとつの『冒険』だったのかな」という言葉に親しみを感じ、未踏峰のルートを登るクライマー平出和也さん(インタビューの後、2024年にK2で遭難)の「見知らぬ世界のスタート地点に立てたらそれは成功ですよ」という言葉に心を打たれた。 石川仁さんの『船そのものが生態系』という葦船で旅をする計画は、自分にとっての理想郷のような話で、読んでいてワクワクした。 - 2026年5月13日
- 2026年5月13日
漂うままに島に着き (朝日文庫)内澤旬子読み終わった買った『捨てる女』の続きで、今度は東京脱出を試み、小豆島へ移住する内澤さん。 「えいやっ!」と動いちゃう行動力もすごいけど、彼女をとり巻く人達もそれぞれに魅力的。 名前に反して意外と広そうな小豆島、行ってみたいなと想像がふくらみ、元気が出てくる本。 - 2026年4月27日
ハイファに戻って/太陽の男たちガッサーン・カナファーニー,奴田原睦明,黒田寿郎読み終わった買ったイスラエル建国直前の虐殺を生き延び、1972年に爆殺されたパレスチナ人作家の短編、中編小説集。 速読することを拒否する文章とその内容で、数ページの掌編ですら、何度も読み返した。 フィクションだけど、実際にこういうことは日常的に起こっていたのだろうし、今はもっと酷いかもしれない。 その土地に産まれたのだから、では堪えきれない哀しみで満ちている。読んだ人が「もしも自分が…」と想像することから始めたい。 - 2026年4月25日
凪の人 山野井妙子柏澄子BooksMandeville読書会読み終わった買った読書会で紹介した本。 沢木耕太郎の小説『凍』や、映画『人生クライマー』で、山野井夫妻のクライマーとしての魅力に触れてきたけど、この本では妙子さんの半生が描かれる。 面白いから、楽しいから登る。その素直な生き方や考え方から、しなやかな強さが伝わってくる。 年齢を重ねて以前のようなクライミングは出来なくなったけれど、魚を釣り、野菜を作り、近くの山に登って楽しく過ごす。穏やかな二人の暮らしも、とても魅力的。 - 2026年4月22日
絶叫委員会穂村弘読み終わった買った普段聞き流してしまいそうな、世の中にあふれる言葉の数々をホムラさんは逃さない。短いエッセイだからと電車の中で読んでて、吹き出した回数多々あり。 でも、ドキッとする言葉の捕まえ方も。 言葉の直球勝負の例で、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」の一節 「すめらみことは戦ひに おほみづからは出でまさね」を「女の剛速球」と例えているのが、確かに!と。この一節を選んだ穂村さんの感覚っていいなと思った。 - 2026年4月12日
ききがたり ときをためる暮らしつばたしゅういち,つばた英子,落合由利子読み終わった買った戦前生まれのご夫婦が、果樹を植え野菜を育て、良いものを修理して使い続ける暮らしを、月に1度、1年間通った編集者たちが聞き書きした本。 「体と心に気持ちが良いように暮らしたらそうなった」という感じで、気負ったところや押し付けがましさがなく、空気のようにお互いを尊重するふたりの生活。 共感できるところできないところ、いろいろだけど、自分が心地よい状態を探しながら生きていきたいなと思った。 - 2026年4月7日
捨てる女内澤旬子読み終わった買った『身体のいいなり』の続きで読む。 乳がんがきっかけで、物にまみれた生活が無理になった著者。溜め込んだ大量の本や家具たちを捨てる捨てる… 溜め込みっぷりが酷すぎるため、手放していく描写は爽快感に満ちている。 しかし「本はあれもこれも手放すべきではなかった…」という内容のあとがきには、そうだよねと共感した。 - 2026年4月7日
身体のいいなり内澤旬子読み終わった買った『世界屠畜紀行』を読み終えて、こちらへ。 フリーライターが乳がんになった。病院通いに費用のこと、家族との関わり…細かなめんどくさいことが山積。 本人がなぜか元気になっていくこともあり、深刻な「闘病記」というよりは、カラッとした筆致で心の動きがリアルに描かれるエッセイ。小気味いいくらいに明るい。 - 2026年4月5日
- 2026年3月28日
エベレストは居酒屋です渡邊直子BooksMandeville読書会読み終わった買った表紙の可愛らしさに魅かれて立ち読みしていたら、この本は連れて帰りたい!とレジに向かっていた。 看護師の給料でヒマラヤへ通い、「楽しく登って生きて帰る」を実践すること30回超。 8000m級14座の日本人女性初全制覇を過度に自慢することなく「自分が一番自分らしく居られる場所がヒマラヤだった」という清々しい冒険譚。 スケールは違っても自分の心地いい居場所は誰にでも必要だな、と強く共感した。 - 2026年3月25日
影に対して遠藤周作読み終わった図書館で借りた表題作「影に対して」は2020年に発見された未発表作。2025年度の共通テストに出題された部分を読んだのがきっかけ。 試験問題の部分だけでは味わえなかった、言葉にしなかった思い、あの時こうしていたら…の後悔の連続のようなやりきれなさ。「母」にまつわる六つの短編に登場する父、母、自分、伯母、叔父…どの人物もそれぞれに自分勝手で哀れでもあり、それがリアルだった。 読んでいて爽快になる小説ではないけれど、自分の内の方へ思いが向かう読書体験になった。読んでよかった。 - 2026年3月22日
ヤクザときどきピアノ 増補版鈴木智彦読み終わった図書館で借りたヤクザの世界を書くノンフィクションライターが、大きな仕事を終えた躁状態の中で決断したのは、念願のピアノで『ダンシング・クイーン』を弾くことだった… 軽いタッチの文章なので読みやすいけれど、楽器を仕事にするために練習に明け暮れた自分にとって、大人になって楽器を習うこと、教えることの意味について考えさせられる内容だった。 教えることは専門職だなと改めて感じたし、先生との相性が良ければ、大人になって楽器を学ぶことは本当に楽しいと思う。 - 2026年3月17日
- 2026年3月11日
文庫版 地獄の楽しみ方京極夏彦読み終わった買った15〜19歳の若者50名に向けた特別授業。 言葉のプロフェッショナルは「言葉は不完全なものだからSNSで炎上など当然のこと。語彙を増やし、言葉を言い換える鍛錬を。」と説き「私の言葉も鵜呑みにするなよ」と釘をさす。 「本の収納だけは愛と執念」 「頭の中こそ整理整頓」 などなど、名言のオンパレード。 - 2026年3月3日
母の最終講義最相葉月読み終わった買った余命半年から9年経つ父、50代前半で若年性認知症になった母との、遠距離介護も含めた30年間。両親の介護だけでなく、著者が取材先で出会った人々や旅先でのエピソードもちりばめたエッセイ集。 内容も充実していたけれど、実は装丁に一目惚れして購入。とっても手触りの良いクリーム色の紙。裏表紙のカバーに小さく「ありがとう、またね。」の文字。カバーを外すと現れる若い日の両親の写真。 デザインは脇田あすか。
- 2026年3月2日
- 2026年2月26日
ロッコク・キッチン川内有緒読み終わった借りた本「おれたちの伝承館」は「通販生活」で取り上げられていた記事で興味があったのだけれど、この本を読んで、行きたいと思う気持ちが大きくなった。 チャイを作るひと、中華丼を作るひと、除染した畑で野菜を作るひと、夜だけの本屋を開くひと、の章に心惹かれた。 この本は川内さんの本ということもあり、どの人の言葉もどうしても川内さんを通した言葉になる。応募した人たちのエッセイ集もぜひ読んでみたい。
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