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ゆずりは
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@setsu0312
日本大通り駅近くのLOCAL BOOK STORE kita.で、一棚書店『本の定食屋 ゆずりは』をひっそり開店中
  • 2025年11月21日
    新解さんの謎 (文春文庫)
    大のお気に入り本を再読したらやっぱり最高だったので、読書会で紹介した本。 日本語の底力をこれでもか!と感じさせてくれる新解魂。読書会で熱く語っているうちに、辞書を編んだ先生達のドキュメンタリーも再読したくなった。
  • 2025年11月20日
    昨夜のカレー、明日のパン
    脚本家のお二人が書く小説、という前情報のみで読み始めた。なるほど映像が脳裏に浮かぶ文章で、でも想像する余地も残してくれる塩梅が絶妙。 虎尾、タカラ、岩井さん…という魅力的な脇役!岩井さんのエピソードは『文七元結』を思わせて、笑えてうるっと。タカラさんには絶対幸せになってほしい。
  • 2025年11月18日
    ヨルダンの本屋に住んでみた
    読書会でお借りした本。 一気読み!面白かった〜! 行動力のかたまりみたいなフウちゃんの周りにいい人しかいなくて、爽快な読後感。小さなことに感動する同僚たちが素敵。フウちゃんの未来に幸あれ!っていうか…幸せしかないと思う。
  • 2025年11月17日
    BUTTER(新潮文庫)
    同僚に借りて読んだ。実際の事件を下敷きにしているかもしれないけれど、食べること、孤独、自尊心、虚栄、後悔…普遍的な感情の揺れ動きかたがリアル。食べるシーンの描写は深夜の飯テロに匹敵する。
  • 2025年11月13日
    パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)
    Readsの投稿がきっかけで川内有緒さんを知り、まずは最初の本。 題名のとおり、パリで食っていけるだけの仕事をしている人たちのドキュメンタリー。サクセスストーリーでも青春ものでもなく、地に足のついた生活を実感できる文章。『ここぞという時の行動力でチャンスを掴み取った』ところが取材された人達にも川内さんにも共通しているんだろうなぁ、と眩しかった。
  • 2025年11月13日
    阪急電車
    阪急電車
    有名すぎて読んでなかった本。 図書館で見つけて、神戸に出張に行くから読んでみるか…と手にとったらめちゃ好きなタイプの『伏線張り巡らされ短編小説』だった。OLの翔子さんと小学生のショウコちゃんを全力で応援したい。 出張先で足を延ばして今津線に乗ろう!という楽しみができた。 児玉清の解説も読書愛に溢れていて素晴らしい。
  • 2025年11月12日
    愛をさがして
    愛をさがして
    サガンにしては珍しい、恋愛ものじゃない小説。癌の告知を受けた男マチユの朝から夜までの物語。たった一日を一人称で、それもほぼ心の動きと情景描写(これが秀逸なのがサガンの魅力)だけで一冊書いてしまうサガン。後味サラッとしてて別に何度も読まれなくてもいいわ、的なのも唯一無二。
  • 2025年11月5日
    紙の動物園
    紙の動物園
    SFに苦手意識があるけれど、これはファンタジー寄り。とても苦い大人の寓話。 親を疎ましく思ったことが少しでもあれば「紙の動物園」は刺さるだろうし、「月へ」「結縄」は今の社会問題にも充分通じる。「太平洋横断海底トンネル小史」「文字占い師」は心が元気な時に読むことをおすすめする。 本屋巡りで偶然手にとった本。ケン・リュウという作家に出会えて本当によかった。
  • 2025年10月31日
    それでも、私は憎まない
    それでも、私は憎まない
    しんゆり映画祭で、『私は憎まない』を観た。イスラエル軍に自宅を砲撃され、娘3人と姪を爆殺された数時間後に「私は憎まない。悲劇をこれで終わりにするために、イスラエルとパレスチナの共存を」と訴える父親(ガザに住み、イスラエルの病院に勤務するパレスチナ人医師)の姿に、こんな神様みたいな人がこの世にいるのか?と驚き、即この本を注文した。 とばし読みせずに、大事に読みたい。
  • 2025年10月30日
    みどりのゆび
    みどりのゆび
    「おすすめ本を」と聞かれて、候補選びのために再読。子供の頃以来久しぶりに読んだけど、内容の深さと心に響くものは大人になっても変わらない。 著者は第二次世界大戦に出征、占領下のフランスを離れ、イギリスからレジスタンス活動を呼びかけたという。1965年初版の童話だけど、今の世の中にも通じる強いメッセージを感じる本。挿絵も美しい。
  • 2025年10月26日
    お梅は呪いたい
    Readsで知って気になってた本。書店で見かけて読んだら面白かった〜! お梅の繰り出す負のエネルギーが、なぜか現代人に一歩踏み出す勇気を与えてしまったり、思い出をよみがえらせたりして、みんなをそれなりに幸せにしてしまう…。 最後に登場人物が一気につながるところも爽快。お梅が良い子にならず、ブレずに呪い殺そうとし続けるところもキュート。続編読みたくなった。
  • 2025年10月23日
    ひみつのしつもん (ちくま文庫)
    『なんらかの事情』『ねにもつタイプ』を読んでからの『ひみつのしつもん』 連載を重ねてもネタが尽きない妄想癖! 電車の中で読み始め、「運動」「アレキサンドリア」「大地の歌」「カブキ」「体操」と怒涛の妄想ワールドを肩をふるわせながら耐えた後の「爆心地」で腹筋崩壊… 最初のエッセイ集『気になる部分』を注文してしまいました。
  • 2025年10月22日
    花まんま
    花まんま
    パルナスのCM、懐かしい🎵 昭和の大阪の下町が舞台の短編集。 あの時代に確かにあった、差別や負の感情、空気感をこの本を読んで思い出した。 悲劇の物語にせず、かといって甘くしないところがリアル。
  • 2025年10月19日
    ねにもつタイプ (ちくま文庫)
    「なんらかの事情」に続いて2冊目の岸本佐知子。ちょっと自分にも身に覚えのある脳内妄想が、詳細に絶妙な軽やかさで繰り広げられて思わず吹き出す面白さ。 「郵便局にて」「奥の小部屋」「Watch Your Step」「裏五輪」「アイ・スパイ」が大好き。
  • 2025年10月14日
    なんらかの事情 (ちくま文庫)
    「ひみつのしつもん」が面白かったというレビューを読み、岸本佐知子という作家を遅ればせながら知った。たまたま書店でこの本を見つけて読んだら、走馬灯を準備しておく、空き瓶で妄想…その妄想ワールドにすっかりはまってしまった。クラフトエヴィング商會の挿絵もぴったり!「ねにもつタイプ」も読み始めた。
  • 2025年10月10日
    マッティは今日も憂鬱
    マッティは今日も憂鬱
    マッティは典型的なフィンランド人。 フィンランドのコミックらしいんだけど、平穏と静けさとパーソナルスペースを大事にするマッティの憂鬱エピソードが、ほぼ自分と丸かぶりしてて笑っちゃう。 一目惚れして買ってよかった。
  • 2025年10月9日
    千年ごはん
    『とりつくしま』『さようなら窓』の小説2作品に続いて東直子さんにハマっている。これは食べ物にまつわるエッセイ。著者が育った和歌山の食べ物の回想が、徳島生まれの私にはドンピシャ。 短いエッセイの最後に一首ずつ添えられている東さんの短歌も味わい深い。
  • 2025年10月7日
    キネマの神様 (文春文庫)
    映画館で映画を観る良さ、人との出会いが生む奇跡を描いた名作。 映画が終わって映画館から出るまでの描写が本当にその通りで、大好きな文章。 映画「キネマの神様」もいいけど、私は小説の方が好み。インターネット上でゴウとローズ・バットの(清音さんの翻訳を介した)やりとりは、手紙の交換のよう。
  • 2025年10月4日
    コンビニ人間 (文春文庫)
    歯車のひとつになった方が生き生きと過ごせる主人公、違和感はあるけどその気楽さと責任を全うする清々しさはわからなくもない。普通と言われる人達が普通と思っていることをすると大騒ぎすることに対して、冷めた気持ちになるのは共感できた。
  • 2025年10月2日
    宙わたる教室
    宙わたる教室
    『オオルリ流星群』が良かったから、図書館で予約したのが半年くらい前。忘れた頃に順番回ってきた。理系の詳しいところはとばし読みしてしまうけど、人物が生き生きしていて、人生を肯定してくれる爽快な読後感。
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