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ゆずりは
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@setsu0312
日本大通り駅近くのLOCAL BOOK STORE kita.で、一棚書店『本の定食屋 ゆずりは』をひっそり開店中
  • 2026年7月8日
    植物図鑑
    植物図鑑
    『阪急電車』がよかったと話したら、友人がすすめてくれた本。今さら?なくらいポピュラーだったことを知る… コロナ禍で外出自粛中に、近所の草花を調べて歩く、という遊びをしていたので、「サンジソウ」や「ヘクソカズラ」は懐かしい。名前のとおりサンジソウ(ゴゴサンジ?)が本当に午後に咲くのを実際に見ると、ほぉ〜!ってなった。 ツクシやフキノトウは子供の頃によく摘みに行ったし、近所に自生しているので、ツクシの佃煮、フキノトウ味噌は年に一度のお楽しみ♪ 内容は、娘世代を見ているような感じ。かわいい小説でした。
  • 2026年7月4日
    私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月
    読書会の友人から「内澤さんが好きならこの本は?」と教えてもらった本。 小豆島でヤギと暮らす筆者の、「ヤギの食べ物を調達すること」が本の大部分を占める。 小さな畑で野菜を作っていると、草の勢いがすごくて「もしヤギがいてくれたら…」と思うことがある。しかしこの本を読むと、「実際に飼うとなったらこんなに必要なの⁉︎おまけに草の好き嫌いもあるんだ…。」と奥深い。 生き物の群れを相手にすることは、体力と覚悟が必要だと、よくよくわかった。
  • 2026年6月28日
    生き抜くためのごはんの作り方
    『14歳からの世渡り術』シリーズ 16人の料理家たちのメッセージ+簡単レシピ 「自分で作ること」=自立、自由、と料理家たちは語る。お金を稼ぐことも自立だけど、自分が食べるものを自分でコントロールできることを「自立」とよぶ考え方に強く共感する。 きじまりゅうた氏のいう『段取り力』 深夜に食べる「卵入りカップラーメン」が秀逸 カップラーメンに卵を落とすだけのレシピを 「昼間のうちに考え始め、本当に食べたいのかを夕食後に決断、勉強机の周りを片付ける、箸とティッシュを用意し、もし食べたくなった場合のラーメン雑炊の冷やご飯、こぼしたら拭く、最後に容器や箸をあらって片付ける」ところまで言及。自分に食べたいかどうかを聞く、って大事。
  • 2026年6月24日
    結婚とわたし (ちくま文庫)
    『かわいい結婚』でリアルな結婚事情を描いた、山内マリコさんの同棲時代から結婚3年目までの連載をまとめたエッセイ。 よくここまで言語化してやり合ってきたものだわ〜と感嘆するくらいの「フェミ闘争」! 感化された夫氏が、マリコさんに反論できる戦士になってゆくさまも立派。 P.305〜310の「夫が心のシャッターを二重下ろしている中」、「弾が切れるまで撃ちつづける」マリコさんの「至近距離からのバズーカ砲」は圧巻。読んでいてハラハラするけど、マリコさんに強く同調している自分に気づく。
  • 2026年6月23日
    冥土レンタルサービス
    『お梅は呪いたい』の藤崎翔の連作短編。 「死後49日間だけ、生き物をレンタルして現世に帰れます」という冥土レンタルサービス。 登場人物がうすーくつながっているので、最後まで読んでから「そうだったのか!」と読み返して伏線回収を確認する楽しみがある。 安心して心を遊ばせられる小説。
  • 2026年6月19日
    急に具合が悪くなる
    急に具合が悪くなる
    読書会で紹介されて、お借りした本。 8便での宮野さんの「痛みと死において自分を取り返し、その自分に立ち止まるために語りを紡ぎ出す。これを哲学する者の業と言わずして何と言うのでしょうか。」が胸を打つ。 『死』が遠い未来ではなくなってきたいう宮野さんに対して、それ(死)について聞きたいと直球を投げる磯野さん。その返事として「信頼と約束」について語る宮野さん。 第7便が一番心に残った。
  • 2026年6月14日
    偶然の装丁家 (就職しないで生きるには21)
    読書会で紹介した本 川内有緒『晴れたら空に骨まいて』の「インドの星の王子さま」で紹介された、矢萩多聞という装丁家に興味を持って探した本。 「もう学校には行きたくない、インドで暮らしたい」という14歳の多聞さんの願いを叶えて数年間インドで暮らす家族、特にアバンギャルドなお母さんが魅力的。 学校でよく聞かされる「目標を持って努力しよう!」の対極にある生き方。 心と身体に心地よいものを選択した結果、インドで暮らす→絵を描く→装丁をする→京都で暮らすという生活にたどり着いた、という柔らかな強さを感じる。 多聞さんが出会う編集者や出版社の人たちの、本を作ることへの職人気質がビシバシ伝わってきて、紙の本はまだまだなくならないぞ、と希望を持ちながら読んだ。
  • 2026年6月11日
    葬送の仕事師たち
    佐々涼子さんが解説を書いているので気になって買ったものの、重いテーマなのでしばらく積読していた本。 「エンジェル・フライト」でエンバーマーや納棺師の仕事を知ったけど、火葬場職員の仕事をこの本で初めて知った。「どんな人も誰もが同じ」を、哲学者や宗教家よりも一番身近に感じているのがこの人たちかもしれない。 葬送の仕事を選んだ人たちの中に「あっちの世界に行こうと思ったことがある」という言葉が異口同音にでてくる。現場を取材させてもらうことから始まり、血の通った言葉を引き出した筆者に感服した。
  • 2026年5月28日
    できない相談
    短編というよりは、日常のハテナ?を鮮やかに切り取ったショートショートの数々。 『2LDKの攻防』『電球を替えるのはあなた』は程度の差こそあれ、同居生活をしたことがある人には思い当たるところがあるはず… 核心をついてて嫌味がなく後味スッキリな掌編。軽く読める文章の中に「巧いなぁ〜」が詰まっている。
  • 2026年5月24日
    心を整える。
    心を整える。
    東日本大震災の1週間後に刊行された本で、大ベストセラーになったのは知っていたけれど、今まで読む機会がなかった。 最近心が散らかっていていた上に、仕事でも壁にぶち当たる経験をして、何か心に効く本はないか…とこの本のことを思い出して読んでみた。元気いっぱいの時なら読み飛ばしそうな文章が素直に入ってくることに驚き、少しずつ落ち着きを取り戻すきっかけになったような気がする。 人との出会いのように、本と出会うのも良い時期というものがあるんだな、と思う読書体験だった。
  • 2026年5月20日
    もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓
    読書会で、生活のダウンサイズが話題になったのがきっかけで、この本が目に留まった。 冷えたビールが必需品の私にとって、冷蔵庫を卒業するのは無理かな。 でも、「良い調味料を種類少なく、お味噌汁とぬか漬けと、近所のお豆腐屋さんで買ってきたがんもどきや厚揚げを焼いたの、野菜茹でるついでに燗酒もつけちゃう」食卓は簡単で楽しそう。ぬか床を冷蔵庫から出す勇気がまだ出ないけど… 全部真似するとストイックすぎるけど、レシピ本によくある、(A)だし汁大さじ3、醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1)から自由になるヒントが詰まった本。
  • 2026年5月19日
    挑む人たち。
    挑む人たち。
    読書会で借りた本。面白かった! 世界で活躍する山岳ガイドの倉岡裕之さんの「怪我を克服していく過程もまた、ひとつの『冒険』だったのかな」という言葉に親しみを感じ、未踏峰のルートを登るクライマー平出和也さん(インタビューの後、2024年にK2で遭難)の「見知らぬ世界のスタート地点に立てたらそれは成功ですよ」という言葉に心を打たれた。 石川仁さんの『船そのものが生態系』という葦船で旅をする計画は、自分にとっての理想郷のような話で、読んでいてワクワクした。
  • 2026年5月13日
    野良猫を尊敬した日 (講談社文庫)
    穂村さんのエッセイは「そうそう、そんな思いをしたことが確かにあった」と思うけれど、日々の生活では忘れてしまうような、小さな小さな心の機微を思い出させてくれる。 笑えるエピソードがほとんどの中、「がんばれない」の最後のくだりでちょっと涙した。 「私は自分が生きている世界が平和であることを強く願っている。みんなの命が危険に晒されるような非常事態の下では、私のようにがんばれず、しかも、他人と助け合えない人間は、存在を許されないだろう。自分の弱さについてあれこれ考えて、一つずつ文字を並べて、それで御飯が食べられる日が、一日でも長く続きますように。」
  • 2026年5月13日
    漂うままに島に着き (朝日文庫)
    『捨てる女』の続きで、今度は東京脱出を試み、小豆島へ移住する内澤さん。 「えいやっ!」と動いちゃう行動力もすごいけど、彼女をとり巻く人達もそれぞれに魅力的。 名前に反して意外と広そうな小豆島、行ってみたいなと想像がふくらみ、元気が出てくる本。
  • 2026年4月27日
    ハイファに戻って/太陽の男たち
    ハイファに戻って/太陽の男たち
    イスラエル建国直前の虐殺を生き延び、1972年に爆殺されたパレスチナ人作家の短編、中編小説集。 速読することを拒否する文章とその内容で、数ページの掌編ですら、何度も読み返した。 フィクションだけど、実際にこういうことは日常的に起こっていたのだろうし、今はもっと酷いかもしれない。 その土地に産まれたのだから、では堪えきれない哀しみで満ちている。読んだ人が「もしも自分が…」と想像することから始めたい。
  • 2026年4月25日
    凪の人 山野井妙子
    読書会で紹介した本。 沢木耕太郎の小説『凍』や、映画『人生クライマー』で、山野井夫妻のクライマーとしての魅力に触れてきたけど、この本では妙子さんの半生が描かれる。 面白いから、楽しいから登る。その素直な生き方や考え方から、しなやかな強さが伝わってくる。 年齢を重ねて以前のようなクライミングは出来なくなったけれど、魚を釣り、野菜を作り、近くの山に登って楽しく過ごす。穏やかな二人の暮らしも、とても魅力的。
  • 2026年4月22日
    絶叫委員会
    普段聞き流してしまいそうな、世の中にあふれる言葉の数々をホムラさんは逃さない。短いエッセイだからと電車の中で読んでて、吹き出した回数多々あり。 でも、ドキッとする言葉の捕まえ方も。 言葉の直球勝負の例で、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」の一節 「すめらみことは戦ひに おほみづからは出でまさね」を「女の剛速球」と例えているのが、確かに!と。この一節を選んだ穂村さんの感覚っていいなと思った。
  • 2026年4月12日
    ききがたり ときをためる暮らし
    ききがたり ときをためる暮らし
    戦前生まれのご夫婦が、果樹を植え野菜を育て、良いものを修理して使い続ける暮らしを、月に1度、1年間通った編集者たちが聞き書きした本。 「体と心に気持ちが良いように暮らしたらそうなった」という感じで、気負ったところや押し付けがましさがなく、空気のようにお互いを尊重するふたりの生活。 共感できるところできないところ、いろいろだけど、自分が心地よい状態を探しながら生きていきたいなと思った。
  • 2026年4月7日
    捨てる女
    捨てる女
    『身体のいいなり』の続きで読む。 乳がんがきっかけで、物にまみれた生活が無理になった著者。溜め込んだ大量の本や家具たちを捨てる捨てる… 溜め込みっぷりが酷すぎるため、手放していく描写は爽快感に満ちている。 しかし「本はあれもこれも手放すべきではなかった…」という内容のあとがきには、そうだよねと共感した。
  • 2026年4月7日
    身体のいいなり
    『世界屠畜紀行』を読み終えて、こちらへ。 フリーライターが乳がんになった。病院通いに費用のこと、家族との関わり…細かなめんどくさいことが山積。 本人がなぜか元気になっていくこともあり、深刻な「闘病記」というよりは、カラッとした筆致で心の動きがリアルに描かれるエッセイ。小気味いいくらいに明るい。
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