
Satomi
@satomiww
2024年10月31日

まち
小野寺史宜
買った
読み終わった
「ひと」から「まち」へ。主人公も舞台となる町も前作とは変わるけれど、砂町商店街とおかずの田野倉が出てきたり、同じ空の下で彼らが生きていることを感じられる瞬間がとても嬉しかった。
前作の主人公とはまた異なるが、過酷な過去を持つ瞬一が生まれ育った町から離れ、新たな地で人と交わり繋がることで居場所が出来ていく。この作品のおかげで「歩荷」と呼ばれる職業の存在を知ったけれど、100kgもの荷物を担いで山小屋へ運ぶじいちゃん、控え目に言ってかっこよすぎる。じいちゃんの愛情と想いが瞬一に受け継がれ、強く、優しく成長していく主人公の姿に胸を打たれた。
読むだけで心が温かくなり、人として当たり前だけれど忘れてしまいがちな大切なことを教えてくれるような、素敵な物語。人を守れる人間になろう。