Satomi "いえ" 2024年11月11日

Satomi
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@satomiww
2024年11月11日
いえ
いえ
小野寺史宜
[ひと」「まち」に続けて「いえ」読了。もし自分の妹が、彼女の恋人でもあり、自分の親友でもある男のせいで一生付き合っていかなければならない後遺症を背負ってしまったら、どうするだろう。 登場する地名に自分の出身地やその周辺が出てくると、荒川の河川敷や、平井駅の様子が自然と脳裏に浮かんできて、そこに本当に傑や若緒、瞬一達が歩いているような気がする。仕事での葛藤も、お酒の失敗も、家族を大切に想いながらも接し方に悩んでしまう様子も、過去作と比較するとかなり人間味があった。 完璧な人なんてどこにもいなくて、未熟なままでも、未完成なままでも、この世は可能性に満ちている。他者の人生が自分のそれに重なって、触れ合って、人生が織り上げられていく様子を主人公を通じて教えられるような、優しい物語だった。 わたしも田野倉部に入りたい。
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