時雨崎 "七つのカップ 現代ホラー小説..." 2026年7月28日

七つのカップ 現代ホラー小説傑作集
七つのカップ 現代ホラー小説傑作集
小林泰三,
小野不由美,
岩井志麻子,
恒川光太郎,
澤村伊智,
辻村深月
七つのカップ 表題作は辻村深月 作。じっとりくる和製ホラーばかりを集めていただいた傑作アンソロ。 小野不由美や恒川光太郎、澤村伊智とかの名前で買いました。 特に気に入ったものだけ 芙蓉忌/小野不由美 小野先生の後味が悪い文章!大好きです。業が深いのに語り口は淡々とした印象がある。あんまり大袈裟じゃないというか。でもぞわりと来るような情念を描いている。 死神と旅する女/恒川光太郎 昔にあったあの不思議な出来事は、いったい何だったんだろう→あれはそういうことだったのか、もしああしていたら、どうなっていたんだろうか…の余韻をたっぷり残す空気感はさすが。 「夜市」もそうだったけど郷愁感や幻想文学の空気を出すのがとにかく上手い。上手すぎる。怖くはないけなんだか空恐ろしいような、惹かれるような。 お祖父ちゃんの絵/小林泰三 二度と読み返したく無い。が、ここまで気持ち悪い話を書けるのは凄い。 あと絵を描くことを趣味にしている人間は作中の描写で妙な流れ弾を喰らって読んでるのがずっとしんどい、そして気持ち悪い シュマシラ/澤村伊智 土着とか民俗とか横溝みたいなアレに造詣が深そうな作家さん。期待を裏切らない。 終盤の異界?に迷い込んだ時の描写にはぞくぞくした 七つのカップ/辻村深月 LEDではない昔の信号ってアレに似てる…てことであってるかな?辻村先生のことだから心温まる感じで終わると信じていた。信頼感。
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