かわ "社長失格" 2026年7月29日

かわ
@kawat31
2026年7月29日
社長失格
社長失格
板倉雄一郎
GMO,ザッパラス創業者の玉置真理氏が珍しくYouTubeでインタビューに出ていた。彼女は、彼女の友人であるハイパーネットの板倉氏が書いた同書について言及していた。同書は1991年に創業し、1997年に37億円の負債総額でもって破産(同時に板倉氏も個人破産)したハイパーネット社の顛末について書かれた書籍だ。 構想をぶち上げ、直接市場間接市場両方からめいっぱい資金を調達し、優秀な仲間を集めて、開発投資を実行して、足りなければさらに資金を調達し、営業・マーケティングを頑張って、付加価値のあるサービスをなんとか世に提供してCF黒字にもっていければ会社は生き残る。が、計画が予想通りに進捗せず、資金繰りも予想以上に悪化して会社は倒産に至る。 後半はほぼ100%資金繰りの話だった。創業者、役員、社員、株主、銀行、VC、米国最大手、取引先と、いろいろなプレーヤーが出てくるけどつくづく各々合理的な行動を取ってるだけで、えぐいエピソードも出てくるけど悪人はいない。 同書を読みながら、過去に大変な苦労をした、親友の親父さんが食事の際にポロっとこぼした「潰れる時は一瞬よ」という言葉とか、学生の終わりに初めて債権者として参加した債権者集会の様子とか、子供の頃よく遊んでくれた父親の経営者仲間が飛んだ話とか、優越的地位を使って偉そうな態度で接してきたサラリーマンとか、色々思い出した。我々は常に崖の上を歩いてる。現状でもってちやほや褒めそやす人もいるが、一寸先は闇。現状は砂上の楼閣。 敗軍の将が戦を語ることはとても少ない。貴重な証言を残してもらったことに敬意を表したいし、自らの教科書として何度か今後読み返すこととなると思う。
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