Ryu "新版 吉本隆明 1968(8..." 2026年7月30日

Ryu
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@dododokado
2026年7月30日
新版 吉本隆明 1968(861)
「また、これらの学生大衆や労働者大衆は、日常生活に馴れ、また、それにひたり切っているから、このスコラ哲学者の革命的マルクス主義によって急進化したり、階級意識に目覚めたりしないのではない。かんがえてもみたまえ、現在の停滞し、膨大化した独占支配下で、そのどこをさがしたらひたり切ったり、安楽になったりする持続的な時間があたえられているか。かれが、日常生活にひたり「低迷」すればするほど、どうしようもなくなっている支配の秩序を萌芽的に識知せざるをえないのだ。コントラ =「前衛」的コミュニケーションの方法意識からすれば、この日常意識、快感の機関はあり、物的な交通手段は拡がっているにもかかわらず、すでに日常生活そのもののなかに、どんな持続的な安楽の保証もなくなっている高度資本主義の社会構成のなかの生活実体そのものを意識化する方向にコミュニケーションの志向をむけなければならないはずである。(同) 」 ここで吉本が打ち出した「コントラ =「前衛」的コミュニケーションの方法意識」というものこそ、彼のいう「自立の思想」です。 「一般学生大衆や労働者大衆は、これらの〈説教師〉などよりも生々としているし、潜在的にはそれを充分に圧倒するほどの力もたくわえている存在なのだ。この力をひきだす方法は、宗派的〈説教師〉たちに同伴せよ、おまえはプチブル・インテリまたはまだ目覚めていない労働者だから、階級意識に目覚め、プロレタリア運動の一環となれ、などとオルガニゼーションすることではなく、自立せよ、その日常生活意識をとことんまで意識化してみよ、というコントラ「前衛」的コミュニケーションでなければならない。(同)」
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