長山 "ヨモツイクサ" 2026年7月30日

長山
長山
@Naga_book
2026年7月30日
ヨモツイクサ
ヨモツイクサ
知念実希人
これは何を言ってもネタバレになりそうというか、初見は感想を見るなッ! 何も知らないところから、最低限、本に書いてある予告文程度の情報だけで読んでほしい。 最初に読んでいると、主人公のアカネにめちゃくちゃ突っ込みどころがある。あまりにもスーパーマンすぎて、「これが令和のミステリー主人公かぁ」って感じ。まあ、これに関しては突っ込みながら主人公を応援してほしい。最後まで。 何を言ってもネタバレに触れそうになるくらい、伏線が多い。というか、本文がクッソ長い。冗長な箇所や、「いい加減、話を進めてくれよ。劇場版か?」みたいなところはもちろんある。同じセリフを繰り返したり、「さっきもこのシーンなかったか?」みたいなところも。小説としては大事なんだろうけど、ちょっと長かったな。それがいいって人もいるんだろうけど。 内容はおぞましい。グロいし、えげつない。不快感が半端ない。ホラーといえばホラーだし、サスペンスともミステリーともいえる。本文を読み進めるうえでどれかといえば、主人公が使命にしている「神隠しで失踪した家族の真実を探る」が主題になっているので、ミステリーに近い。この視点を持ったまま読んでいけば、話自体はずっとブレずに頭に入ると思う。 というのも、話を追うにつれて、どんでん返しがどんどこ起きる。どんでん返しのオンパレード。「こうなるのか」と思ったら、次の章にはひっくり返されて、新しい謎が出てくる。これがめちゃくちゃ面白い。読んでいて、ただじゃ終わらない。 謎に次ぐ謎から真実を拾いながら、クライマックスのバトル! からの回答編。個人的にはクライマックスは微妙だったけど、回答編がめちゃくちゃよかったから、印象をひっくり返された。 自分的に好きなキャラクターは四宮。見た目のイメージは沙明で再生される。すっげーいいキャラだった。
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