イシイルカ "師匠はつらいよ2 藤井聡太と..." 1900年1月1日

師匠はつらいよ2 藤井聡太とライバルたち
前作に引き続き、週刊文春で連載されている杉本昌隆八段のエッセイ。 藤井聡太という人物は自分のことを積極的にアピールしたりしない人なので、こういう彼の素の姿を垣間見ることができる師匠の優しい視点、眼差しはいちファンとしてとてもありがたい。 藤井聡太とライバルたち、というサブタイトルはあるものの、現実的に彼のライバルと言える棋士は、今や伊藤匠二冠と永瀬拓矢九段以外には存在しないかもしれない。それ程まで彼らのレベルは他との差が付いてしまっている。 従ってこのエッセイの中にも伊藤、永瀬両名以外の棋士の名はほとんど出てこない。 藤井聡太は求道者というか、一つの勝ち負けを超越した高みを目指して将棋を指しているようなところが感じられるので、ときにこの人は本当に人間なのかな?と思ってしまうようなときもあるが、師匠との関係性を見ると、ちょっと安心する。 本当にいい師匠を持ったなあ、ラッキーだったよなあ、と思う。 将棋そのものは完全に彼の努力と才能の結果だが、あの師匠とめぐり逢い、杉本昌隆を選んだのは彼の幸運、彼風に言えば僥倖だと思っている。 2026/01/14
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