
彼らは読みつづけた
@findareading
2026年7月31日

こうして誰もいなくなった
有栖川有栖
読み終わった
電子書籍
*本の中の読書*
《詩織は大の本好きで、友人にも読書家が多かった。本を読まない人間とは話が合いにくく、人種が違うと感じることもある。読書は人間の知性や感性を深めたり広げたりするだけのものだと信じていたが、最近はふと疑いが湧くことがないでもない。時として、読書は人を頑なにする。自分の信念や快楽原則に沿ったものだけを選べば、心が狭まることもある。自分の中にもそんな傾向があるのを察していた。浅井は、あらかじめそんな罠から自由なところにいるのだ。》
— 有栖川有栖著「本と謎の日々」(『こうして誰もいなくなった』2019年3月Kindle版、KADOKAWA)




