
zelkova
@zelkova
2026年8月1日
みみずくは黄昏に飛びたつ
川上未映子,
村上春樹
読み終わった
「物語とか、男性とか井戸とか、そういったものに対しては、ものすごく惜しみなく注がれている想像力が、女の人との関係においては発揮されていない。女の人は、女の人自体として存在できない。」
「現実世界の多くの女性は、女性であるというだけで生きているのがいやになるような体験をしています。」
「だから、物語の中でも女性が男性の自己実現や欲求を満たすために犠牲になるという構図を見てしまうと、しんどくなるというのはありますね。」
村上春樹の作品を読んでモヤモヤしていたことを川上未映子さんがしっかり言語化してくれていた。ここまで踏み込んでくれたのは嬉しい。村上春樹さんの答えが、たまたまのことじゃないかな、とくに意識してはいない、だったのはちょっと残念だったけど。
でも、川上さんを通して見ると村上春樹は(私はあんまり好きになれないにしても)すごい小説家だということがわかった。いまいちだったら途中で止めようかと思ってたのに最後まで読んでしまうくらいにおもしろかった。



