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@zelkova
海外文学(最近は特に韓国)とファンタジーばかり読んでいると思っていたけれど、意外とミステリーやらなんやらも。
  • 2026年7月4日
    アイリッシュ・ダンスへの招待
    アイリッシュ・ダンスへの招待
    リヴァーダンス以前のこと、あるイベントで初めてアイリッシュ・ダンスを見て一目惚れしてしまった。きれいな衣装を着て長い髪をカールさせた女の子たちが上半身は「気をつけ」の姿勢のままステップを踏む、サザエさんのエンディングを思い出すような(もっとかっこいいけど)不思議な動き。また見たい、できれば自分でもやってみたい!と思っても日本ではそんな機会はないままだったけれど、たまたまこの本を見つけたので読んでみた。この本によると私が見て感動したダンスはモダン・スタイル・ステップ・ダンスというもので、伝統的なダンスを踊る人たちの間では否定的に見られているということには驚いた。でも理由は納得できるので嫌な気持ちにはならず、むしろ伝統的なダンスに興味が出てきた。私がかつて憧れたモダン・スタイル・ステップ・ダンスは厳しい訓練をして若いうちにしかできないものであるのに対し、伝統的なダンスは何歳からでも遅くない、80歳を超えても踊れるというのも魅力的。やってみたいなー。
  • 2026年6月27日
    西の魔女が死んだ
    梨木香歩作品集のほうを読んだら久しぶりに読みたくなって「渡りの一日」だけ再読。藤沢兄弟が可笑しくて声を出して笑ってしまった。この能天気な兄弟にほっとして笑ってしまうのも、まいとの対比があるからなんだろうな。 今回あらためて読んで、まいが女性の生き方についていろいろあるんだなと思うところが印象に残った。学校生活での辛さをおばあちゃんに助けてもらったまいが、この作品ではいつか社会に出るときに励みになりそうな女性に出会う。まいの成長と魔女修行の成果が感じられたのがよかった。
  • 2026年6月23日
    西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集
    梨木香歩さんの作品にはたくさんの植物が出てくる。それから、風や雨や光、鳥などの自然の生きものや風景。そういうものの見方が素敵で、描写されたものを頭の中になるべくくっきりと思い描きながら読むのが楽しかった(どんな植物なのかわからなかったクサノオウは調べたりもした)。鳥の雛を助けつつ、蛇のことを思うあたりにも自然に対する姿勢が表れていて、ひいては人に対する姿勢にもつながっているように思う。 表題作以外の3編は初めて読んだけれど、その世界からはみ出すことなく、表題作と同様に「こうだったらいいのにな」と思うことを形にしたような心温まる話だった。 どれもよかったけれど、「冬の午後」の雄鶏の話はゲンジさんと重なるような気がしておもしろかったし、最近ちょっとしんどい思いをしているうちのこどもたちにちょうどよさそうなので勧めてみよう。
  • 2026年6月20日
    西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集
    「おばあちゃんはまいのマグにミルクを注ぎ、紅茶を入れてまいの前に置いた。」 「濃く入れてあって、かぐわしく、おいしかった。」 先にミルクを入れる美味しい紅茶というちょっとしたことでイギリスを感じさせるところも好き。 新潮文庫版は持っているけれど、これには読んだことのない短編も収録されているのを知って図書館で借りてきた。まずは「西の魔女が死んだ」を再読。最後の場面を思うと今から泣きそう。
  • 2026年6月19日
    べつの言葉で
    べつの言葉で
    ここで『翻訳する私』を知って興味を持ち、でもいつか読みたいと思いながらまだジュンパ・ラヒリの小説を読んでいなかったので、まずは『停電の夜に』を読み、次はエッセイをと読んだのがこの本。タイトルもいいけれど、表紙の写真に惹かれて選んだ。読み終わって、あらためて内容に合った素敵な写真だなと思う。 ラヒリにとっては、イタリア語は逃避であり、人生を変えるものだった。言葉を通して自分を見つめているこのエッセイを読んで、これからさらにラヒリの小説を楽しめそうな気がしている。 もっと単純に、言語を学習するときの励みにしてもいいかも。 「もしすべてが可能だったら、人生に何の意味や楽しさがあるだろうか? もしわたしとイタリア語の間の距離を埋めることが可能だったら、わたしはこの言語で書くことをやめるだろう。」
  • 2026年6月15日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    ミステリーは好きだけど殺人事件は好きじゃなくて、特にスプラッターとか気持ち悪いのが苦手な私には向いてないやつだった…。 それに、モテモテの主人公に都合のいい女性ばかり出てくるところが村上春樹っぽくて、これまた苦手…。
  • 2026年6月14日
    社会を結びなおす
    5/29の国会前でのスピーチでも感じたことだけれど、本田先生にはすべての人が等しく生命、生活、尊厳が守られなければならないという考えが根っこにあるのだと思う。そして、社会は一部の人たちに都合のいいように作らせてはならず、みんなでより良いものを作り上げていくものだから、スピーチでもこの本でも多くの人に参加してほしいと呼びかけているのだろう。そのためにはまずこの社会の成り立ちや問題点を知らなくてはならないから、この本ではわかりやすく説明されている。2014年に書かれたこの本に古さを感じないことに愕然とするけれど、諦めずに、社会をより良くしていく取り組みに私も参加したい。 書かれていることほとんどすべてが興味深かったのだけれど、特に印象に残ったのが教育機関の担うべきこととして「産業界からの要請にうまく〈適応〉できるだけでなく、違法な働き方や不合理で非効率的な仕事の進め方に対してきちんと〈抵抗〉し、是正できるための知識やスキルを身につけさせる責任」をあげていること。教育機関に属している人がこのように考えていることは心強いことだと思った。
  • 2026年6月11日
    プロテストってなに?
    プロテストってなに?
    古今東西の様々な平和的なプロテストが紹介されている。豊富なイラストがかわいいし、"何もしない"や"仮病"や"テレビを見ない"など、そんな方法もあったのかと驚くものがたくさんあって楽しい。 なかでも気に入ったのはイギリスの小さな町でのプロテスト。予算削減で閉館されることになった図書館で、利用者がみんな上限いっぱいまで借りて蔵書を空っぽにして図書館への愛と必要性を示したのだ。この抗議活動は実を結び、この図書館は存続することになったそうだ。 もちろん、すべての抗議活動が成功したわけではなく、世界をより良くしていくことは簡単なことではない。でも、ECDさんの言葉「どうして無力だと思いたがるのか。あるよ。ひとりにはひとり分。力が。」を思い出しながら読んだ。この本の裏表紙には「私たちが力を合わせれば、世界は変わる」と書いてあった。
  • 2026年6月5日
    引き出しに夕方をしまっておいた
    引き出しに夕方をしまっておいた
    ハン・ガンさんの作品なので、痛みや悲しみが多く書かれている。読んでいて暗い気分になることもある。でも、この詩集の最初の詩には「ごはんを食べなくちゃ」とあるのだ。ごはんを食べなくちゃと思えて、ごはんを食べられるなら大丈夫、希望はある。この1行をお守りのようにしてときどき思い出しながら読んだ。「あとがきにかえて」の訳者の対談で斎藤真理子さんも似たような感じのことを言っていたので、この1行はみんな好きなのかも。 詩には苦手意識があったけれど、この詩集は気に入ったところを書き留めようと思ったら多すぎたので書くのを諦めたほど。だからといって理解できたというわけではない。それでもよくわからないなりに繰り返し読んでいたら、じわーっと美しいものが染み込んでくるような気がした。
  • 2026年5月31日
    「日本」ってどんな国?
    本田由紀さんの5月29日国会前デモでのスピーチの動画を見た。研究者としてデータを検証した上で「人々の生命、生活、尊厳を守るという原則を目指すどころか、それとは真逆のような振る舞いをし続けている」と現政権を批判し、怒りを込めて「そこをどけ!」という力強さ。とても励まされたので、本田さんの本も読みたい。
  • 2026年5月30日
    引き出しに夕方をしまっておいた
    引き出しに夕方をしまっておいた
    この本の中から5編、ハン・ガンさんが朗読しているのをYouTubeで聴けるので聴いてみた。そっと静かに朗読する声が心地良い。
  • 2026年5月30日
    秘密機関 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
    ポワロやミス・マープルはいくつか読んでいるので、ここらでトミーとタペンスシリーズも…と読んでみた。前半はあんまり好みじゃないかなーと思いながら読み進めたら後半はおもしろくなってきたし、シリーズもので年を重ねていき、2人の年を合わせても45にはならないときから最後は70代まで描かれるというのは気になるので、ほかの作品も読んでみようかな。
  • 2026年5月27日
    『罪と罰』を読まない
    『罪と罰』を読まない
    読まずに読書会ってどういうこと?そんなことできるの?と思っていたけど、ちゃんと読書会になっていて笑ってしまった。最後に三浦しをんさんが「どんな小説、どんな物語なのか。愛と期待を胸に思いめぐらせるとき、私たちはもう、『読む』をはじめているのです。」と書いていて納得。この4人だから、というのはあるだろうけれど、とてもおもしろそうなので私も読まずに読書会をやってみたい。 そしてあらためて、『罪と罰』はすごいなと思って読み返したくなった。前に読んだのはまだ若くてとんがっていたときだったから、今はその頃とは違うことを感じるんだろうな。それも本を読むことの楽しみのひとつ。 そんなわけで楽しく読めたのだけど、ラスコーリニコフの言う「凡人」と「非凡人」のことを考えていたら、現政権は自分を「非凡人」だと思っている人ばかりのようで怖くなった。
  • 2026年5月24日
    自由研究には向かない殺人
    自由研究には向かない殺人
    主人公は高校生の女の子ピップ。「ピップは世間の差別意識に対してけっして鈍感になるまいと心に決めて成長した。白人である自分が闘う必要に迫られることもなく見えない階段をのぼってきたという事実に対しても。」という人であり、小論文ではトニ・モリスンやマーガレット・アトウッドのことを書いていたりする。殺人事件が起きているし、物語が進むうちにいろいろな闇も見えてくるけれど、主人公が魅力的なので楽しく読めた。
  • 2026年5月23日
    停電の夜に
    停電の夜に
    あらすじを読む限りでは悲しい結末が予測されたのでなかなか読めずにいたけれど、結果的には、もっと若いときの自分だったらあんまり響かなかったかもしれないから、今になって読んでよかったんじゃないかと思う。「三度目で最後の大陸」「セン夫人の家」が好きだけど、ほかの作品とは少し雰囲気が違う「ビビ・ハルダーの治療」も不思議な力強さがあってよかった。
  • 2026年5月22日
    社会主義都市ニューヨークの誕生
    マムダニはほんとにチャーミングな人なんだろう。あのトランプですら実際に会ったらコロッと態度を変えて「素晴らしい市長になるだろう」と言ったそうだし、この本の筆者も書いているうちにマムダニに感情移入するようになって応援歌を書いている気分だったと「おわりに」に書いていた。人たらしと言われるだけのことはある。人柄が良く、政策も労働者階級に嬉しいものばかり。これからも注目していきたい。日本にもこんな政治家がいるといいんだけど。ゾエに期待。
  • 2026年5月21日
    プロテストってなに?
    プロテストってなに?
    平和的に意思を表明する方法が多数紹介されているとのこと。表紙がいいなと思ったら、中身もイラストが多いみたいでおもしろそう。
  • 2026年5月17日
    社会主義都市ニューヨークの誕生
    ニューヨーク市長マムダニ氏のいろいろな政策が説明されている中で図書館の充実というのがあり、「マムダニは『図書館は民主主義の苗床』と考えている」と書いてあった。いい言葉。 そしてマムダニ氏のツイッターを見てみたら図書館の予算増額について書いていた。自動翻訳によると 「スタッフの増員、拡張された開館時間、充実したプログラム、そしてニューヨークの可愛い子たち向けの『はらぺこあおむし』のたくさんの本を期待してください。」 とのこと。予算増額も素晴らしいけど、可愛い子たちへの『はらぺこあおむし』って言うところが素敵。
  • 2026年5月16日
    自由研究には向かない殺人
    自由研究には向かない殺人
    本筋とは(たぶん)関係ないんだけど、29ページに「ママは〈酔っぱらいママたちの読書会〉へ行く」というパワーワードが出てきて気になりすぎる。その読書会、私も参加したい!
  • 2026年5月15日
    マイフィンランドルーティン100
    私が好きなのはノルウェーなのだ。一度しか行ったことないし、そんなに詳しく知ってるわけでもないけど。でもノルウェーに関する本はあんまりない。フィンランドの本はたくさんあるのに。しかたがないからこの本を読んでみた。フィンランドもいいところだと思う(行ったことないけど)。この本を読んで、こんなにたくさん素敵なものがあるなら行ってみたい、とも思った。でも、やっぱりノルウェーが好きなんだよな。誰かノルウェーのこういう本を書いてくれないかな。っていうか、こういう本を書けるくらいに私がノルウェーに通えたらいいのに。
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