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zelkova
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@zelkova
海外文学(最近は特に韓国)とファンタジーばかり読んでいると思っていたけれど、意外とミステリーやらなんやらも。
  • 2026年10月6日
    シチリアでの会話
    シチリアでの会話
    irgendwohinさんの投稿から。 ムッソリーニ政権下での検閲の目をかいくぐるために暗喩ばかりなんだとか。日本もこのままじゃ暗喩ばかりにしなくちゃならなくなりそうで怖い。
  • 2026年9月30日
    社会主義下の人間の魂
    社会主義下の人間の魂
    「社会主義の成立によってもたらされるであろう最大の利点は、うたがいようもなく、他人のために生きるというあの低劣な義務から解放されることである。」 しょっぱなからなんかすごいな。 息子が「言い回しがおかしいよね。最初のほう、けっこう変なこと言ってくるよ」と言っている。
  • 2026年9月30日
    「日本」ってどんな国?
    働き始めたこどもたちが会社の先輩たちに、税金対策でふるさと納税やNISAをやったほうがいいと勧められたそうだ。税金対策をしておかないとならないと思うなら、国の税金の使い方に対する疑問や将来への不安があるのだろう。それなら個人的な工夫にとどまらずに、みんなで根本的な解決を目指して社会運動したらよさそうなのに、そういうことには関心がないらしい。 そんな人が多いのかなと思っていたら、この本では、日本は他国と比べて人への冷淡さや不信が強く、選挙へのふわっとした他人事感から若者の投票率が低く、権威主義の強さが特徴であるなどということが様々なデータをあげて説明されていた。これじゃ社会運動も盛り上がらないよねと暗い気持ちになる。 ただ、現状はひどいけれど、それを直視することからしか、何も始まらない、それがこの本を書いた目的だと本田先生は言っている。あきらめるという選択肢はないんだから、コツコツやってくしかないな。
  • 2026年9月30日
    グリーンインフラって何だろう?
    日本でも海外でも異常気象での災害が増えている。気候変動を食い止めながら被害を少なくするためには、もっとグリーンインフラを取り入れたほうがいいんじゃないか。そう思って図書館で本を探したけど、見つけられたのは子ども向けのこの本くらい。とりあえず読んでみるかと軽い気持ちで読んだら、思っていたよりも詳しく書かれていておもしろく、とっかかりとしてはちょうどよかった。次は大人向けの本を探してみよう。
  • 2026年9月29日
    わたしがわたしから自由になる日
    ノルウェー好きなので北欧5か国というだけでも気になるのに、「17人の女性作家による、社会の『ふつう』にあらがい、自らの声を求めた女たちの短編集」といわれたらますます気になる。
  • 2026年9月22日
    受験生は謎解きに向かない
    受験生は謎解きに向かない
    あの明るくて元気で賢いピップが帰ってきた!…といっても、シリーズ三部作の前日譚なので「帰ってきた」わけではないけれど、私が読みたかったのはこういうピップの物語だったんだよなー。 ピップが友達と謎解きゲームをする物語で、このゲームというのが殺人事件の登場人物を演じながら犯人を当てるというもの。これ、実際にやったらおもしろそう。 この後に起きることをすでに読んで知っているので、それを匂わせるダークな部分を感じるものの、この物語自体は明るく楽しいので、三部作の二作目、三作目の重苦しさから気分を変えることができてよかった。
  • 2026年9月22日
    卒業生には向かない真実
    卒業生には向かない真実
    ちょっと、これは…。 司法制度に対する怒りや警察への不信感は理解できるし、問題提起という意味もあるのだろう。でも、こんなやり方は納得がいかない。1作目では主人公が魅力的だっただけに残念。
  • 2026年9月18日
    サリンジャー初期短篇全集
    サリンジャー初期短篇全集
    「父さんたちみんな、このあいだの戦争に行ったことで自分が他人より少し上だと思ってるみたいだよね。あの戦争に行ったドイツの男たちもたぶん同じように話したり考えたりしたと思うんだけど、それで今回の戦争をヒトラーが引き起こしたとき、ドイツの若い世代の人間たちはさ、自分たちだって父親の世代に負けない、ひょっとしたらもっと上だと証明してやろうって気になっちまったんじゃないかな」 「今回の戦争で戦った人間、これから戦う人間は、ひとたび戦争が終わったら沈黙すること、絶対何も言わないことが倫理的義務だと。もう死者をむなしく死なせるべきなんだよ。」 本物の戦争は映画みたいにかっこよかったりきれいだったりはしないということが描かれている作品が多かった。日本がまた戦争をする国になってしまいそうな今、ライ麦畑やグラースサーガよりこれらの短篇が読まれてほしい。 ホロコーストや黒人差別に関するものもあり、こんなものも書いていたのかと意外に思ったけど、読み応えがある作品だった。 で、訳者あとがきを読んでから、この短篇全集の作品の多くが入っている本を持ってることに気づいてびっくり。『彼女の思い出/逆さまの森』は積読中だけど、『若者たち〈短編集I〉』は買ったのはずいぶん前とはいえ一度は読んでいるはず。なのに全然記憶にない。この全集だと発表順に並んでいたり、発表時に勝手にタイトルを変えられていたもの(サリンジャーは激怒)を元のタイトルにしていたりするので、ちゃんと覚えていたとしても読む価値のある本だけど、忘れてたおかげでとっても新鮮な気持ちで読めてちょっと得した気分。
    サリンジャー初期短篇全集
  • 2026年9月13日
    サリンジャー初期短篇全集
    サリンジャー初期短篇全集
    『最後の休暇の最後の一日』 とてもサリンジャーっぽいこの作品の中に、白を重ねる描写があった。 「十一月が終わる前、ニューヨーク州ヴァルドスタは白かった。窓辺に飛んでいけの白、思いっきり息を吸い込めの白、玄関に教科書放り出して雪の中に飛び出していけの白。」 この部分を読んで思い出したのはアリ・スミスの『五月』。 「それは青い空の白、灼熱に霞む空の白、庭に干したと思ったら暑さであっという間に乾いてしまってすぐに取りこむシーツの白。」 冬も夏も白いんだな、なんて思っているうちに、ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』を読み返したくなってきた。
  • 2026年9月12日
    ペネロピアド 女たちのオデュッセイア
    ペネロピアド 女たちのオデュッセイア
    気になってはいたのにオデュッセイアをちゃんと読んだことがないし…と二の足を踏んでいたけど、映画「オデュッセイア」を見たからいけそうな気がしてきた。
  • 2026年9月9日
    戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
    ICCの赤根所長への米国による制裁の即時撤回と、日本政府は制裁を拒否して赤根所長を支持・保護する具体的行動を取るように求める署名はした。でも、ICCのことをよくわかってないので、これを読んでもっと知りたい。それに、署名はご本人も見ているとのことだったので、本も売れれば支持していることが少しは伝わるのではないかと思って購入。
  • 2026年9月9日
    サリンジャー初期短篇全集
    サリンジャー初期短篇全集
    「コツをつかめば」 サリンジャーも昔はこんなにわかりやすくて可愛らしい作品を書いていたのか。なんだか微笑ましく思っていたら、訳者あとがきには「これはおそらく『受け』を狙って書いた作品と思われる」と。柴田さん…笑
  • 2026年9月8日
    虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ
    虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ
    映画「ファーゴ」のような雰囲気で、滑稽で可笑しいけど、倫理観がずれてるし、暴力的で怖い。出てくる人はヤバい人ばかりで気分が悪くなりそうなのに、おもしろくてどんどん読み進めてしまう不思議な小説だった。 「鴻巣友季子の文学潮流」に、エルモア・レナードとコーエン兄弟がコラボレーションしたらこんな映画になるのでは、という米国での書評のことが書かれていたので、「ファーゴ」みたいというのは的はずれではないみたい。鴻巣さんは「ピカレスクロマンとも言える『ハックルベリー・フィンの冒険』と通底するところはとくに多い」とも書いていた。読んでるときには全然そんなことには気がつかなかったけど、言われてみれば確かに。
  • 2026年9月6日
    サリンジャー初期短篇全集
    サリンジャー初期短篇全集
    若かりし頃に大好きだったサリンジャーが若かりし頃に書いた短篇、訳は柴田元幸さんなら読まないわけにいかない。でも3cmを超える厚さで本棚に入りそうになく、まずは図書館で借りてみることに。予約しておいたら意外と早く順番が来て、先週借りた『虚言の国』(これも厚さ3cm)がまだ途中という変なタイミングになってしまったけど、読むのが楽しみ。 ところで、フィンランドやイギリスでは図書館で本を借りると国から著者に印税が払われるらしい。日本にもそういう制度あったらいいのに。
  • 2026年9月3日
    虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ
    虚言の国 アメリカ・ファンタスティカ
    ティム・オブライエンというだけで読みたくなってどんな話なのか知らずに読み始めたら、まだ10分の1くらいなのに、そんなことしちゃうの?と思うようなことが続いてびっくりだし、ヤバそうな人ばっかり出てくるし、この先どうなるんだろう? 訳者はちょっと苦手な村上春樹だけど、今のところ気にならないのでよかった。
  • 2026年8月30日
    ひつじ探偵団
    ひつじ探偵団
    映画を見てから原作もと思って読んだけど、ストーリーも雰囲気も違っていて(表紙の絵は映画と同じような雰囲気なのに)戸惑ってしまった。はじめから別の作品だと思って読んでいたらもっと楽しめたかも。
  • 2026年8月25日
    「日本」ってどんな国?
    「『古い日本』が凝縮されているかのような自民党が政権党として君臨し続けているという事態からまず変えていかないことには、ジェンダーに関する日本の病巣は、これからも腐臭を放ち続けるに違いありません。」 語りかけるような、読みやすくわかりやすい文章で、腐臭を放っていると自民党をしっかり批判する力強さに励まされる。
  • 2026年8月22日
    木を知る図鑑
    木を知る図鑑
    フランス語の「木」にちなんだ表現で、「どの木で温めているか見せる」=「おれを怒らせると怖いぞ」だそうだけど、なんでそうなるのか不思議。 「ビジュアルで学ぶ」なので図版がたくさんある上に、文字も意外と多く詰め込まれているので情報量がすごい。体系的には書かれていないから、気になったときに気になったところをパラパラ見るのがいいのかも(図書館で借りた本だからそういうわけにいかないけど)。 でも、同時に読んでいた『地図とデータで見る森林の世界ハンドブック』と同じくフランスの人が書いた本で、これも文章がなんだかわかりにくいところがあって、私はもしかしてフランス語やフランス式の文章と相性が悪いのかなと思ってしまった。
  • 2026年8月21日
    地図とデータで見る森林の世界ハンドブック
    地図とデータで見る森林の世界ハンドブック
    イケアが世界の木材生産量(薪炭材をのぞく)の1%を使っている世界第3位の消費者というのに驚いた(1位と2位は書いてなかったけど誰だろう?)。FSC認証林の木材を使用するようにしているとのことだけど、国際的な大企業がどんなふうにどれくらいの木材を使うかということの影響は大きいんだろうな。 この本の内容は興味深いのに、翻訳のせいなのかなんなのか、文章や図がわかりにくかったのが残念。
  • 2026年8月19日
    ナイン・ストーリーズ
    ナイン・ストーリーズ
    高校生のときにサリンジャーにはまってから繰り返し読んでいた『ナイン・ストーリーズ』を久しぶりに読みたくなった。そのときの本をまだ持っているけれど、元々父のものだったからかなり古くて汚れている。父の書き込みもあるのでこれはこれで大切なものだけど、どうせなら新しいものを買おう、と本屋さんへ。読み慣れた野崎孝訳の新潮文庫版はきれいなバナナ色の表紙が素敵。でも、汚れているとはいえ同じものをもう1冊買うより、前から気になっていた柴田元幸さんの河出文庫版にするべきか。いっそ両方とも買うか。でも、やっぱりバナナフィッシュは「日和」じゃなくて「うってつけ」だし、エズメじゃなくてエズミであってほしい…。ということで新潮文庫。今読んだら、若かったときのお気に入りだけじゃなく、あんまりピンと来なかったものも楽しめそうな予感がする。
    ナイン・ストーリーズ
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