
ちとせ
@4wsdig
2026年8月1日
意外な犯人 犯人当て小説傑作選
福井健太,
綾辻行人他
読み終わった
犯人あて小説の短編集。ギャグっぽい軽めの話が多かった中で、北山猛邦の『竜殺しの勲章』が光ってたな…
でも井上夢人の『殺人トーナメント』に出てきたヒットマントレーニングスクール略してHTSもバカバカしすぎて好き。
・DMがいっぱい(辻真先)
ギャグ調で読みやすい〜、サラッと読めた。
ダイイングメッセージのネタ割りギャグすぎる〜!
サラッと読めた割に被害者、女を酒で潰していかがわしい写真撮って脅して愛人にするってとんでもないクズですごい。こんなクズをこんなに軽く書けることあるんや…
・殺人トーナメント(井上夢人)
いきなりヒットマントレーニングスクールとか言われて笑い出さなかった深倉先生はえらいよ、私なら爆笑しとる。
光一、情報の精査と整理がアホほどヘタクソで途中で頭痛くなりそうだった。「アタマは悲しいほど悪いけど」ってその通りすぎるよ…
・三つの質疑(乾くるみ)
うお〜〜〜語り手のワトソン役が犯人という燃える展開なのに…なんか…キャラクター造形がシュールすぎて全然盛り上がれない…!
序盤の「救われる」と「掬われる」の変換がヒントだったのはずるいよ〜!!
・挑戦状盗難事件、または名探偵オルメスの冒険(法月倫太郎)
なぁにぃこれは…
セリフだけで構成された台本みたいな文章が6ページで終わるのでコメントのしようがない…
・「少女」殺人事件(白井智之)
だ、大怪獣が襲撃に来てるのに殺人事件起こしてる場合か!?それとも怪獣が襲いに来るのは普通な世界なの!?
そんでもって怪獣とか言ってたくせに真っ当にノックスの十戒にもとづいた話をするんじゃないよ!!しかもノックスの十戒にもとづいてるというかそれを都合よく利用している〜!?
・スフィンクスの謎かけ(犬飼ねこそぎ)
わたしも読み終わったあと、作中で言われてるように「スフィンクス 猫」で検索してしまった!なるほどね〜!!!???
それにしてもいくら暑いからってピンク色の肌が見えるほど猫の毛を刈るのはどうなんや…?
・犯人当てショートショート キーワードは黒猫(森川智喜)
「おれがやるべきだったのは、ダイイングメッセージの準備ではなかった。他人の本を大切にするってことだった。本を燃やしたりしてはいけない」、それはそうすぎて笑ってしまった。あと人の金も盗むべきではないです!
・竜殺しの勲章(北山猛邦)
ギャグ調のショートショートが多かった中でシリアス調の話が来たのでびっくりした。
第二次世界大戦中のフィンランドで起きた、ナチス・ドイツ将校の殺人事件の謎。……いや、真相(と思われるもの)、残酷すぎん〜!?砲弾の中に子供を隠しておいて六歳の子供に人殺しさせんの!?と思ったけど、戦争中なら少年兵の範疇…なのか…!?