アザミアン式 "時間かせぎの資本主義――いつ..." 2026年8月2日

時間かせぎの資本主義――いつまで危機を先送りできるか
本書における「時間かせぎ」とは、あの手この手の金融政策で経済的な行き詰まりをうやむやにする(「解決」ではない!)ことを指す。 その手法は基本的に「貨幣マジック」、実体の「ない」または「まだない」資源をつっこむというもの。しかし要は借金ゆえ、文字どおりツケを払うタイミングでまた別の、しかもさらにヤバい「時間かせぎ」が必要になる。 この過程とともに新自由主義・グローバル化が進み、いまや資本の要求(雑にいうと「利息はきっちりいただきまっせ」)は、国家が国民へ様々な負担を強いてでも応えられるべきものとなっている。(選挙がどこまで民主主義を担保するかは措くとして)建前上ですらみんなに選ばれてもおらず、みんなが説明を受けてもいない仕組みが、いつの間にかいちばん幅を利かせてるってのはどうなのよ? という問題提起。 十年以上前の、特にEUに照準合わせた本ゆえ、日本への単純な応用は難しいものの、思い当たる節はアレコレ。
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