
猿馬大咳
@sarubaaaaa
2026年7月22日
ダクダデイラ
餅屋蛾
読み終わった
微ネタバレ注意
モキュメンタリーホラーのリセット?が入った感覚。背筋や梨から始まったホラーブームも早二年、もしかするともっと時間が経ってるのかもしれませんが、書店を見るとホラーのコーナーには何々を探していますだとか、何々と住んでくださいだとか。テンプレート化されたホラータイトルがずらりと並んでいたじゃないですか。
多分それらの中には『近畿地方』に並ぶレベルのホラー作品もあると思うんですけど、ぶっちゃけホラーってこぞってやり出すと怖さみたいなのが半減すると思うんですよね。
商業的には正解なんでしょうけど、ここまで続くともうお腹がいっぱいと云った感じで。
そんなジャンルに震撼と休憩を挟んだ作品がこちら。
前々から異様な雰囲気にゾワゾワしていたけど、SNSに存在する都市伝説や呪いがふんだんに詰まっている。本を紹介している某氏で買う踏ん切りがついて、購入。
ひたすらに怖い読書体験をさせてもらった。言い表しようのない気持ち悪さと、ネット特有の遠慮の無さが逆に直接的な想像をしてしまう。
特に怖いのはそりゃあ最終章。今までに無かったレベルでの人間との分かち合いみたいなのが、無情にも潰されていくのが見ていて辛かった。
それぞれに思惑みたいなのがあって、あれは怪獣バトルに近いのかな? どうだろう……。
僕は一応物書きだから、「ほー!」と思ったところを書くと、過激な表現を削除するという表現方法。
まだ最後まで読んでいないよ、何を云っているんだこいつは、十分やばいじゃないか。という意見もございましょうが、原文──実在するかは知らないけれど、の更に過激な部分を[削除済み]みたいにして規制をかけている。
多分、あれ以上は怖くならない。あそこから更に描写してしまうと、返って陳腐になってしまう。あのギリギリの感覚が楽しくて読んでいたのかもしれない。
やりすぎない、エモすぎない。怖さに全振り、落ちるところはしっかり落とす。
嫌な部分はしっかり落とさないまま終わる……ホラーのお手本、これがR18じゃない世の中がどれだけ寛容か、という話でした。
この話をしている間も、窓から視線を感じます。
