
きらた
@kirata
2026年8月6日

読み終わった
かなり久し振りに漸く出来た再読
第12回メフィスト賞受賞作の王道系本格ミステリ
発売当時、好印象を持った作品です
.。oO メフィスト賞はかなり奔放(言い方)なので、受賞作との事だけで選ぶと“合わなくてがっかり”も割とあった印象‥
本シリーズは全4作かな?
新作が出る度に再読はしていましたが、4作目が出た以降の再読は今回が始めてかも
‥‥
サークル内のノリが結構キツいんですよね
はじめてなのにこのノリなのかとの戸惑いや、後動を崇める様な雰囲気とかが、久し振りに読んだら強烈に感じて暫く悶えてた
(引き算の美学って大事だよなと思う位、足し算だらけでゴチャつきを感じたと言えば察して頂けるかと)
そこら辺さえ乗り越えれば、かなり楽しめる作品だと思います←私なにさま
その日、あるお嬢様学校の教諭が訪ねてきた
1年前に消息を絶った教え子の父親から届いた招待状を持って
その教え子は1年前に実家へ戻り、その後姿を現していない
心配した教諭が実家に足を運んでも会うことは叶わなかったが、届いたその招待状には“招待を受けたら娘に会わせる”との旨が書かれていた
明らかに怪しい招待なのだが、教諭は怪しさを承知で招待を受けるのだと言う
そして、自分が招待主である教え子の父親の気を引いてる内に、監禁されているであろう教え子の居場所を探して欲しい
教諭は《開かずの扉》研究会にそう依頼してきたのだ
大人数で行くと目についてしまうので、教諭と名探偵の鳴海が先に向かい、他のメンバーは後で現地に向かう事にしたのだが──
先に向かった鳴海からの一方的な連絡に異常を感じたメンバーが慌ててその館·流水館に向かうと、館の入口から続く血の跡が彼らを出迎えた
そして館の中には誰も居らず‥
否、2体の首無し遺体を残し、他の全員の姿は見当たらなかった
愕然とする彼らの元に鳴海から連絡が届く
鳴海は生きている!
安堵する面々だったが、鳴海は「自分達は流水館に居る」と言い‥‥
そんな感じで“ドッペルゲンガー宮”なのです
鳴海達が居る館は明かりが消え真っ暗ではあるが、招かれた流水館と同じ間取り
しかし実際に建つ流水館に辿り着いた《開かずの扉》研究会のメンバーはそこに鳴海達が居ないのを確認している
血の跡や部屋の状態から居なくなってからそれ程時間は経っていないと思われる
しかし、こちら側には首無し遺体がある
そして鳴海達が居る館には──
警察も介入し、姿を消した鳴海達の所在を探すのだが、その間も鳴海達の側では死体が増えて行く
殺人現場である館でいちゃついたりもしますが、二転三転する推理が楽しいミステリでした
先にも書いた通り、サークルの面々のノリとキャラに気恥ずかしさを感じますが、そこに目を瞑れば良作ミステリだろうなと思います
最初に読んだ時はここら辺のノリをおかしく感じなかった辺り、あの頃私も若かった、なのでしょうね←アッ
後、すっかり内容を忘れていたことも暴露しておきます
タイトルは覚えていたのですけど‥
次作以降も隙を見て(?)のんびりと再読してみたいと思っています

