
kake
@kake_06
2026年8月5日
シェアハウスの群狼
杉井光
読み終わった
Xで見かけて気になり手に取った一冊。
十数秒先の未来が視える特殊能力を持つ少年・吹浦湊人が、同じように異能力を持つ仲間たちとシェアハウスで暮らしながら、男子高校生が惨殺される連続殺人事件の真相に迫る。
特殊能力を駆使して事件を解決していくと想像していたが、実際には、警察官の千景はあくまで地道な捜査と推理を中心に事件の真相に迫る構成が意外だった。
この物語では特殊能力を持つことは良いことではなく、持つことによる苦しさや犯罪に走る危険性にフォーカスしており、特殊能力の使用を極力抑えるという姿勢だった。
犯人の動機が分かった時のやるせなさと、能力者専用の刑を実行した千景や上司の氷室の苦しみや覚悟はリアルに感じた。
今回は主人公の湊人にフォーカスが当てられ、シェアハウスのメンバーの千景やスヲミ、シュロについては分からない部分も多かったため、シリーズ化もありそう。