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kake
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@kake_06
ただただ気になる本を読んで、記録に残していく。
  • 2026年2月19日
    暁星
    暁星
    本屋大賞にノミネートされたことを知り、気になり手に取った一冊。 現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が式典である男に殺害される事件がおきた。この事件について、逮捕された男が公開する手記が前半、式典に出席していた作家が男の事件を描く小説が後半という、ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語の構成である。 暁闇と金星。前半と後半どちらも憎むべき宗教は同じだが、前半は宗教や親への憎しみ、後半は星賀への愛が描かれており、暁への見え方が全く異なるものになっていた。最後まで綺麗な半分こは出来なかったが、星賀の代わりに犯人になることが彼なりの半分こであり、優しさだったと思う。 正直、一度読んだだけでは理解しきれず、、。
  • 2026年2月10日
    子どもたちは夜と遊ぶ(下)
    浅葱は藍に会うために人殺しゲームを続け、孤塚や月子を苦しめる。大人になりきれない彼らのそれぞれの想いの行方やiの正体が明らかになる一冊。 浅葱が殺す相手は月子が大事にしていた2人だったため、月子がこの悲しさや苦しみを抱えて生きていくという暗い結末だと途中読みながら考えていた。しかし実際には、月子の優しさをエゴだと捉えた浅葱に殺されかけるさらに暗い結末だった。殺人未遂に終わり記憶喪失になったのが、実は人よりも暗い気持ちを抱え込む月子にとって唯一の救いだったのか。 破茶滅茶な生活を送りながら、どこか大人びた恭司。最後には、1番大切にしていた月子を傷つけた浅葱を、自分の代わりに月子に会わせる優しさを見せる。この場面で印象的だったのは、別れの際に浅葱が恭司と同じように月子を歯止めにし、何かあれば必ず助けるという発言を残したこと。一度は月子の優しさを台無しにしたが、境遇の似た恭司の言葉が最後に響いたと見え、一読者として嬉しかった。 上巻の感想を書いた際にiの正体が分かったかもと書いたが、秋山のミスリード発言にしっかり引っかかっており、恭司だと思ってしまった。
  • 2026年2月4日
    鴨川ホルモー
    鴨川ホルモー
    京都旅行に行くにあたり読み直した。 2浪して京都大学に入学した安倍が、一目惚れした美女につられて「京都青竜会」という怪しいサークルに入り、1000年前から伝わる“オニ”を操って戦う謎の戦い“ホルモー”に巻き込まれる青春コメディ。 ホルモーの試合をする緊張感と安倍の恋愛や高村との友情という青春の対比が良く、それでいてどちらもその先が気になる内容だった。 最初は目立たずにいた楠木ふみだが、最終的にはホルモーでも恋愛でも大活躍なのが一読者として嬉しかった。 万城目さんも森見さんも京都を舞台にしたファンタジーを描くことが多いが、あり得ないをあり得るかもと思わせる京都という土地のすごさを改めて実感した。
  • 2026年2月2日
    子どもたちは夜と遊ぶ(上)
    木村浅葱が生き別れの兄(木村藍)と思われる『i』に会うために、iと殺人ゲームを始める一冊。 辻村さんのミステリーはあまり読んだことがなかった。最初は視点がコロコロと変わるし、藍に対しての想いが誰視点の話なのかが分からなかったが、物語の中盤あたりから理解が進み、読むテンポが上がっていった。グロテスクな表現が苦手なため、殺人や過去の虐待の描写では体力を使ったが。 人の深層心理や微妙な感情の表現は流石だなと思った。下巻では、iは本当に藍なのか(秋山先生の考察からこの人なのではと勝手に推測)、孤塚や月子の物語への関わり方が気になった。
  • 2026年1月27日
    島はぼくらと
    島はぼくらと
    瀬戸内海に浮かぶ小さな島、冴島を舞台に、淡い恋と友情、大人たちの覚悟、出会いと別れに揺れる高校生たちを描いた一冊。 まず、田舎や島の生活のリアリティについてである。島の人々の関係性や地域産業、行政の取り組み、医者不足や高校生たちの進路など、島の生活ならではのトピックが多角的に描かれており、冴島を想像しながら読むことができた。 次に、一緒に過ごす時間の大切さを伝えてくれた。親は子が高校生になるまでの期間限定での生活を覚悟している点、朱里の母と祖母が望まぬ形で親友と離れてしまった点、蕗子とヨシノの別れなど、要所で別れについて触れていた。比較的都会で育つ私はまだ大切な人との別れを経験していないが、今大切にしている関係性は永遠ではないことを認識させてくれた。この別れという認識が強まったからこそ、新が島に戻るつもりであることや数年後に朱里が帰ってきたことにより喜びを感じたのだろう。(源樹は帰ってくるのか、、?) 最後に、赤羽環の登場である。『スロウハイツの神様』を読んだ私にとって、環の登場は驚きだった。そして、環の「ヨシノさんが今住んで手伝ってくれているのは、私の大事な人の故郷です」という言葉には、うまく言葉にできないがとても嬉しい一言だった。
  • 2026年1月20日
    ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科
    何か一つでも自分の生活に取り入れられればと思い手に取った一冊。去年から少しずつ読み進めており、ちょっとした工夫だけで取り入れられるものが多いのがよかった。 以下気になった習慣を5つメモとして残しておく。 ・きりの悪いところで止めるとリスタートしやすい(ツァイガルニク効果) ・落書きをし、集中力の消費スピードにブレーキをかける ・等間隔ではなく間隔を広げながら復習した方が、記憶は確実に定着する ・自分のことを語る時、自分にとって重要なこと(ポジティブなことのみ)について語る(セルフ・アファメーション) ・「捉え直し」でマイナス感情を減らす(リアプレイザル・認知的再評価)
  • 2026年1月18日
    クスノキの番人
    映画化が決まる前から気になっていた一冊。 クスノキの番人を任された主人公と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々を巡る物語。 ヒューマンドラマが好きな自分はミステリーに強い東野圭吾さんの作品を避けていたが、とても読みやすい一冊だった。言葉では伝えきれない感情やイメージを念としてクスノキに預けることで伝えることが出来る。ただ、祈念に来た佐治さんは兄の作った楽曲を受け取り、壮貴は念を受け取らない、いや受け取れないといったように、通常の祈念とは異なる受念方法を採用することで、飽きさせず読みやすい話になっていたと感じた。 個人的に玲斗への敬語や服装への叱りや玲斗の人生を否定しない千舟の姿勢と、最後に家庭を持たなかった千舟が、唯一血の繋がりのある玲斗に対して愛情を感じれたシーンが良かったなと思った。
  • 2026年1月16日
    嫌われる勇気
    嫌われる勇気
    対人関係を過度に気にしてしまうことから手に取った一冊。哲学者と青年の対話篇形式でアドラーの思想を解き明かしていく。 対話形式であるためアドラー心理学の内容が分かりやすく、自分の考え方をシンプルにするためのヒントが詰まっていた。とは言え、理解しきれない部分も多々あり、年齢や経験を重ねた後に再度読むことで理解できるようになるのかななど思った。 以下に自分に活かせるなと思った考えをメモとして残しておく。 『健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれる』 『アドラー心理学とは、他者を変えるための心理学ではなく、自分が変わるための心理学』 『自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。・・・他者の課題には踏み込まない。』 『褒めることの背後にある目的は操作。』 『横の関係に基づく援助(課題を分離したまま、自力での解決を援助=働きかけ)のことを、「勇気づけ」と呼んでいます。』 『人は「わたしは誰かの役に立てている」と思えた時にだけ、自らの価値を実感することができる。つまり、幸福とは「貢献感」のことなのだ。』 『一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ。』
  • 2026年1月8日
    成瀬は天下を取りにいく
    単行本が出版された際に、本屋大賞を受賞したことで話題になり気になっていた一冊。滋賀県大津市(膳所)を舞台にした、周りの目は気にせず我が道を行く成瀬あかりが主人公の青春小説。 解説の森見さんの言う通り、一行目の掴みが完璧、一度成瀬あかりから離れて他の視点を描くことで世界が広がり、成瀬への見え方を変えるところがすごいなと思った。 個人的に、初めは幼馴染の島崎が成瀬の存在を一方的に大切だと思っているように見えたが、最終章にて実は成瀬こそ孤独になりがちな自分を当たり前に受け入れてくれる島崎の存在が重要であったことに気づくシーンが好きだった。
  • 2026年1月4日
    マヴァール年代記
    マヴァール年代記
    中学生の頃に田中芳樹が好きな父の影響で買った一冊。主人公が皇帝を弑逆するところから始まる、帝位を巡る架空歴史小説。 国内外の思惑の入り乱れとそれらを物語として集約させる描きっぷりが、田中芳樹の真髄を示している。 個人的にリドワーンの不器用さとアデルハイドの皇后としての覚悟と裏でのカルマーンの妻としての徹底ぶりが好きだった。
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