
ドゥルーズ
@adorno1968
1900年1月1日
リベラルとは何か
田中拓道
読み終わった
日本的なリベラルの誤用に懸念を抱いた著者による「リベラリズムはどこから来たのか リベラリズムは何者か リベラリズムはどこへ行くのか」といったところ。日本特殊論を斥けつつ、冷戦構造のなかで成立した日本型福祉の分析と取るべき施策を述べている。
リベラリズムとリバタリアニズム、双方とも社会契約論の系譜にあるため、「自立した個人」を想定しているのでそもそも賛同できないなと。
なぜか、ダニ・ロドリックの「政治経済のトリレンマ」が紹介されていない。著者は「グローバル化(資本主義の拡大)」「国家主権」「民主主義」のトリレンマが成立する解決策を提示しているが、現実的に起こり得るとは思えない。各所にネオ・マルクス主義者とフランクフルト学派の学説が言及されている。いずれも資本主義の批判的分析として、切れ味が鋭く感じた。

