花春 "ホテルクラシカル猫番館 横浜..." 2026年8月9日

花春
花春
@haru-tuge
2026年8月9日
ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人
表紙絵がとにかくすてき。 連作短編の扉絵にパンの絵が添えられているのだけど、こちらはちょっと色味が重すぎるかなあ。たぶんカラーだととても美味しそうに見えるのだろうなという感じの絵だった。 各話の章タイトルの上に小さなコマみたいなものがあって、そこに英単語が書かれているのだけど、導入部が「チェックイン」、間話が「ティータイム」になってたり…目次に猫のシルエットが添えられてたり…など、装丁?が軽やかで可愛い。本として丁寧に作ってもらえたのだな〜とほっこりする。 内容は、横浜の「ちょっといい小さなホテル」のパン職人になった若い女性を主人公に、とりたててトラブルもない、平和な毎日の話…みたいな印象。 横浜らしさも、主要キャラクターたちのキャラクター性も、起こる日々の出来事もスタンダードで薄味だったので、もうすこし作者さんの味を深めてもよかったのではないかなあ…と思う。一作目だから様子見巻だったのかも? オーナーが正体隠して従業員の抜き打ちチェックしたり、同僚のプライベートを勝手に暴露したりと、「このホテルのコンプライアンス信頼できねえ…!」となるところがちらほらあったのが残念かなあ。ただこれはお仕事ものの王道展開ではあるよな〜とも感じたので、「そういうノリを楽しめる人向け」なのかも。
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