ぼあとべあ "百年の孤独" 2026年8月9日

百年の孤独
百年の孤独
ガブリエル・ガルシア=マルケス,
鼓直
20世紀の文学で最高の傑作、ようやく読了したぞ!! 世界が終わると言われた文庫化のニュースに胸を躍らせ、発売日に五反田のブックファーストにはやる気持ちを抑えながら小走りで買いに行った(ブックファーストで買うと限定なブックカバーがつくと聞いて)あの夏の日から、もう2年?! あのレジの店員は「自分はこの夏を捧げる予定です」と言っていたが、なにも考えていなかったアホな自分は「僕は1週間くらいで読み終わりたいですね」とほざいていたのだが、あまりに読みずらい人名と文体に当然のように挫折し、開かれることなく2年も熟成され、運転免許を取るために祖母の家にしばらく滞在することになり、ようやく向き合うことに決めたのだが、あの買った日と同じうだるような暑い夏の日に読み終わるとはなんという偶然だろう…… いやきっとこの間抜けな男のこの本をめぐる顛末もメルキアデスの羊皮紙にはサンスクリット語ではじめからすべて書かれていたのだろう………… なんて思ってしまうくらいにはこの物語に今囚われている……これがマジック・リアリズム…… 序盤はホセ、アウレリャノ、アルカディオ、ブエンディアという名前が出てくるたびに日本人に生まれたことと、わざと読みづらく書いているとしか思えない作者を呪ったが、まあなんとかマコンドが栄え汽車が走るようになった頃には面白く読めるようになった。 というかこの小説はやっぱり最初はあんまり面白くなくてだんだん面白くなってくるタイプの小説だと思う。 600ページにわたるこの物語の最後のページでようやくタイトル回収がされるんだが、その文章のあまりの美しさよ…… 日本とも西洋とも違うこの幻想小説の、傑作の、その終わりを締めくくるに相応しいものだった。
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