
Aster
@aster
2026年8月9日

読み終わった
高畑勲監督の「火垂るの墓」の原作ということで、読んでみました。
短篇なので、本当にそのまま映画になったのだなあ、という内容で、原作で補足されることは特にありませんでした。
他の短篇では、著者自身が2歳にもならない妹に振るった暴力を、わざわざ女性のキャラクターを用意しその人にさせていたり、当時の性風俗事情から致し方ない部分はあるとはいえ、女性の性接待や、男尊女卑的な思考が透けて見える文章の気持ち悪さが酷かったりして、読み終えるのに苦労しました。
余程戦中戦後の少年の苦労を知りたいのでなければ、読むのはお勧めしません。「火垂るの墓」はジブリの映画で十分ですし。
その苦労している少年達でさえも、なんだか女性より可哀想と言いたげで、非行に走っても仕方がないように描かれていて、滑稽さを覚えました。男性は大体優しげで、横柄な人でも良い部分の描写を入れているのに、女性のキャラクターの悪辣さは天性のものかのように描写されているのは、なかなかの酷さでした。