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Aster
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@aster
興味関心が移ろい易く、積読が増えるばかりで読みたい本に辿り着けないような人間の読書記録です。
  • 2026年7月10日
    無の国の門:引き裂かれた祖国シリアへの旅
    無の国の門:引き裂かれた祖国シリアへの旅
    アラウィー派でありながら、反体制派として内戦を記録した女性が、反体制派の人々へのインタビューを小説としてまとめた本。 やはり、シリアの内戦については、シリア人の視点の方がよく分かる気がする。 日本人のウォッチャーやジャーナリストの取材をまとめた本も読んだが、シリアに住む人々の声には届かない。 この、タクフィール主義者やジハーディストに乗っ取られた革命は、果たして革命と呼ぶべきなのか、内戦と呼ぶべきなのか。
  • 2026年6月28日
    THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―
    ISISについて知りたくて手に取りました。 ISISについてよりも、ヤズィディ教徒についての方が知らないことが多くて興味深かったです。 ISISに拉致されてサビーヤ(奴隷)にされ逃げて来た、今は人権活動家の女性の手記。 ISISが奴隷売買をしていたことや性的虐待をしていたことは知っていたけれど、ヤズィディ教徒が主な標的になっていたのは知らなかったし、ISIS支配地域の住人は、重税をかけられていたようではあるものの、サビーヤだった時の著者から見ると、普通の日常を送っているように見えたということが一番怖いと思った。 武器を持たずに、沈黙や同調によってISISに加担した普通の人々が大勢いるということの恐ろしさよ。 そしてクルド人は派閥が形成されており、その派閥間の溝が深過ぎて、独立など夢のまた夢という感じですね。
  • 2026年6月20日
    【増補版】シリア 戦場からの声
    シリアのことを知るために買って積んでいた本。 一応アサド政権は倒れているので、今とは大分状況が異なるとは思うが、ジャーナリズムとは何か考えさせられた。 著者は命懸けでシリアに五度も渡航しこの本を書き上げたので、賞賛に値するし、賞も取っているし、勉強になったが、これが本当にジャーナリズムなのか、ということは個人的に疑問が残った。 というのも、著者はそれまで中東に興味がなく、アラブの春を機に興味を持って渡航したという経緯があり、国の背景について十分な知識を持って取材にあたったわけではないのではないか?ということがある。実際に、読んでいても深い知識に裏打ちされている文章には思えなかった。 また、女性を描写するときには容姿が美人だとかいう、内戦に関係ない描写が必ず出てくる。国境地帯で早く移動しなければならない状況に於いてフラフラの著者の手を引いてくれているYPJ隊員の行動を月夜のデートと称するなど、基本的に女性を下に見ている姿勢が透けて見えている点が非常に不快。ジャーナリズムは客観視が必要という自身の言葉はどこに行ったのか?女性が美人とか完全に主観だし不要な情報。 また、YPJ隊員に、ISに捕まったら酷い目に遭わされるのに戦闘に参加するのは怖くないのか、などと質問するわけだが、心を開いてもらえていないのか、彼女たちは捕虜になる前に手榴弾で自分たちの身体を肉片に変えて遺体をレイプされたり損壊されたりしないように自死する覚悟で戦っていることは教えてもらえないのである(コバニの戦闘に参加したYPG隊員のクルド人スナイパーの手記に書いてありました)。 戦場カメラマンとして随行した部隊の隊員とは親密になったようだし、彼らの本音(かどうかはわからないが)を引き出しているのはやはり評価に値するのだが、命懸けで戦っている彼らに「革命を始めなければ仲間や市民が死ぬことはなかったとは思わないのか?」と尋ねるのはあまりにも無神経というか…それはジャーナリズムではなくあなたの好奇心なのでは…深い地域理解、文化理解、国の成り立ちや背景を知っていてもなおこのような質問ができるものなのか?それがないからこんなことを訊いてしまうのでは?という不信感がこの本を読んでいる間中ずっと付き纏ってしまう。 革命を始めなければ、誰かの自由や尊厳、人生を踏みつけにしたまま偽りの平和の中で、それでも幸福だった筈だと、誰が言えるのだろうか。世界は自分だけ平和ならそれでいいようにはできていない。
  • 2026年6月14日
    駅から徒歩138億年
    面白かったー! 著者が自身のSNSで、Xで親戚を見つけた話を載せていて面白かったので買って積んでました。 特にこどもの道草とゴリラの話が好きです。 私も日帰り旅をしたくなりました。
  • 2026年6月9日
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか
    自伝的小説ということで、気になって手に取ってみました。かなり短いのでサクッと読み終わります。 どこまでが現実でどこからが創作なのか?考えさせられる。
  • 2026年6月7日
    レビー小体型認知症とは何か
    レビー小体型認知症とは何か
    家族がもしかしたらそうかも?だとしたら将来的に自分もそうなるかも?と思って読んでみました。 結果、とても勉強になりました。知識があれば不安にならずに済みそうなので、読んでよかったです。
  • 2026年6月3日
    対馬の海に沈む
    対馬の海に沈む
    人間の愚かさや醜悪さの極みと、それでも確かにそこにあった希望。
  • 2026年5月29日
    一九八四+四〇 ウイグル潜行
    まず、この本を出版してくださった著者と出版社に感謝申し上げます。 新疆で行われている弾圧について、よく知ることができました。 しかしながら、著者の興味本位から始まった取材であり、十分な準備がなされておらず、中国当局を甘く見ていたために、弾圧対象のカザフ人への取材を知られてしまい、彼の財産を中国政府に差し押さえられ失わせたことについては、償いきれないと思いますし、そこまでしてこの本を出版してほしかったとは思えません。 学術的な論考やフィールドワークではなく、あくまでルポだとしても、取材対象への深い洞察やリスペクトが必要だったと思いますが、著者の取材時の態度は、ご自身の知りたい気持ちの方が、相手の平穏を脅かすリスクより大きいように見えました。 今まで読んだことのあるルポルタージュより、最も監視が厳しい環境下での取材だったことは理解しますが、VPNを駆使しようが、中国国内でアクセスすべきではないサイトにアクセスしたり、禁止されている場所で何度も写真を撮ったり、削除すべき写真を削除していなかったり…そのすべてが、拘束時にスマートフォンを調べられたら、無関係だとしても中国国内のご友人のことまで知られてマークされたり、取材地域の締め付けが強くなったり、自分が拘束されたまま二度と日本に帰れなくなったりすることにつながる可能性があることを、本当に認識していなかったのか、疑問が残ります。
  • 2026年5月23日
    イスラム飲酒紀行
    人類皆酒好きという感じで面白かった。 イスラムが伝来する前からのその地域の文化の名残を感じられて、読んでいて楽しかったです。 カラー写真の掲載も嬉しい。
  • 2026年5月18日
    物語ることの反撃
    物語ることの反撃
    短篇小説とのことだが、ほぼリアルな戦争体験と思って良いであろう内容で占められている。 私たちの沈黙という罪がくっきりと浮かび上がるような、鮮やかな物語ることの反撃である。
  • 2026年5月10日
    怪獣記
    怪獣記
    トルコのワン湖に棲むUMAジャナワルを探すルポですが、クルディスタンの描写目当てで読みました。 未知の生物を探す旅であり、決してトルコによるクルド人の迫害を描いているわけではないにも拘らず、巡る地域がクルディスタンスであること、ガイドと運転手がクルド人であることから、自然とクルド音楽、クルド料理、PKK、トルコ政府による弾圧の話などが出てきて興味深かったです。
  • 2026年5月6日
    食権力の現代史: ナチス「飢餓計画」とその水脈
    飢餓という暴力について、きちんと認識できていなかったことを自覚できたので、読んでよかったです。 バナナもチョコレートも好きなので、グサッときましたが、フェアトレード品を選んだり、代替チョコレート菓子を選んだりすることの必要性を感じました。
  • 2026年4月24日
    生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか:紛争地ルワンダに暮らす人びとの民族誌
    西洋思想によらない心の回復について知りたくて読み始めました。 が、カトリックに改宗させられた人々が住む村でのフィールドワークの記録だったので、キリスト教的思想と土着信仰、現地の慣習などが複合的に絡み合った内容であり、興味とは少しずれました。 完全に西洋思想が関係しない研究はどこかにないものなのか…。 本書の内容自体はとても参考になりました。過去に縛られず人とのつながりを失わずに生きていくことが大切ですね。
  • 2026年4月12日
    カウンセリングとは何か 変化するということ
    カウンセリングとは何をするものなのか、個々のケースで違いが生じることは前提としつつ、一般的な認識としてはそれなりに理解できた気がします。 参考文献の情報も豊富で、読んでみたい本が増えました。
  • 2026年4月4日
    短くて恐ろしいフィルの時代 (河出文庫)
    まるで今の世界を描いたかのような、普遍的なジェノサイドのお伽話である。 これは義務教育のうちに子どもたちに読んでほしい。
  • 2026年4月2日
    アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき
    和人が侵略者であるということ、入植者であるということから目を背け続けてきた自分を自覚させてくれた一冊になった。 私は道産子なので、北海道が生まれ故郷であり、他都府県に住んだことはない。でも、その故郷が、祖先がアイヌ民族から奪い取った土地であり、資源を収奪し続けているという事実を、醜い姿を、どう捉えどうしていくべきなのか?住み続けていて良いのか?木村さんの言葉を借りるなら、私たちは侵略型外来種であるわけで、排除されなければならない存在ではないのか?だからといって引っ越せば解決するのか?イスラエル人によるパレスチナへの入植を許せない、出ていけ、と思うその心で、北海道に居座り続けることのどこに正しさがあるのか? 考えは尽きない。
  • 2026年3月20日
    雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―(新潮文庫)
    初・村上春樹著書を読了。 私がハルキストになることはないであろうことがよく分かった。 まず、叙情的というよりは冗長な言い回しに感じてしまうところと、斜に構えたような文章が鼻に付くところが私と合わない。 ちょっと悪ぶっている感じがかっこいいと思っていそうだが、旅行記なのに、旅先の人々へのリスペクトが全く感じられないので辟易した。 クルディスタンに行かれたようなので、その辺りのことが知りたくて手に取ったが、クルド人との交流があったわけでもなく、期待した内容ではなかった。 多少は当時の緊迫した情勢の一端に触れられたけれども、クルディスタンに主眼を置いた本ではないので、こんなものなのかもしれない。
  • 2026年3月16日
    関東軍ーー満洲支配への独走と崩壊
    事実を淡々と説明されると、それはそれでなかなか頭に入ってこないし、地図はあれど都度確認するわけではないので地理が頭に入ってこないし、読むのに苦労した。 独断専行が常態化していたのはよく分かったが、それによる被害は、南京事件や七三一部隊の本の方がイメージしやすかった。
  • 2026年3月5日
    七三一部隊
    七三一部隊
    著者の主観が多く描かれている印象を受けたが、それ故に事実の列挙より読み易くなっていた気もするし、期待していた内容と違ったという気持ちも拭えない。 もう少し七三一部隊の蛮行についてたくさん書かれていると思っていたが、隠蔽・破棄された資料が多過ぎて、専門に研究していてもこのような内容なのかもしれない。そう思うと、日本の無責任さがあまりにも恐ろしい。 著者の見解は大変参考になった。
  • 2026年2月26日
    日本人のための日本語文法入門
    すっごく面白かった! 現代文は得意でしたが、勉強しなくてもテストで点数を稼げていた為に、文法は疎かにしており、学び直しをしたいと思って手に取りました。 学校文法とは別の視点、外国人が日本語を学ぶ場合と同様の、各国言語と同じ考え方の文法を日本語に当て嵌めて考えるのは新鮮でしたし、分かりやすかったです。
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