ぺん "医学論文を読んで活用するため..." 2026年8月10日

ぺん
ぺん
@pen_39
2026年8月10日
医学論文を読んで活用するための10講義
現在の医療の科学的根拠となり得る、ヒトを対象とした臨床研究の学術論文の批判的な読み方について解説している学術書です。観察研究から介入研究、システマティックレビューを踏まえたメタアナリシスと言った様々な研究デザインの論文について、どの点に注目して読めば情報を鵜呑みにせずに読み込めるかを実際の論文をもとに丁寧に解説されています。 PMIDも書かれているので、例題とされている論文にアクセスしやすいです。また、引用文献もきっちりと列挙されているので、大変好感が持てます。 単純な論文の読み方解説ではなく、エビデンスに対してどのように向き合うかを著者なりの意見が哲学(論理学寄り?)や認知科学、はては医療人類学の知見も交えて書かれているので、著者は何者ぞ…、と思ってしまいました(良い意味で述べています)。 著者のことを調べたら、哲学や文化人類学にも興味があるとのことで、なるほどとなりました。 医療界隈だけでなく、エビデンスはそれだけで錦の御旗として意思決定の場で使われがちで、私も盲信する傾向があるのですが、当事者の気持ちやその時の状況を清濁併せて判断しなければいけないのだなぁと痛感しました。
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