紅井 殻 "資本論 第一巻 下" 2026年8月9日

紅井 殻
@akai_kara
2026年8月9日
資本論 第一巻 下
資本論 第一巻 下
カール・マルクス,
三島憲一,
今村仁司,
鈴木直
読了 上下巻合わせて1400ページなので大変……なように思うが実際読んでみると、マルクスの文才溢れる皮肉が散りばめられていて読みやすかった。とはいえ、読みやすいと理解しやすいは別なので、眠たくなってくる箇所はいくつかあるけどもそこら辺はサラサラと読んでいくと次第に何を言っているのかがなんとなく伝わってくる。 時代は違うけども労働者には是非読んでほしいと思う。 例えば ・8時間労働が当たり前となっているが、それは果たして妥当なのか? ・日本だとサービス残業という文化があるが、なぜ自ら無償で会社に人生を売るような真似をするのか? ・仕事が多くてこなせない時、それは力量のせいだろうか?資本を蓄積することを優先した上位の責任もあるのではないか? ・効率化が叫ばれているが、仮にそれで多大な利益を出したとしてそれに見合う報酬は出るのか?臨時ボーナスで何万円か貰っただけでお終いで、永続的な利益は全て会社にもたらされるのではないか? 最近だとAIが流行っているが、まさにあれは効率化の結晶と言えるものだと思う。使い方を誤らなければもしかすると1日4時間労働も有り得るかもしれないが、誤れば大量の失業者が出ると思う(現に出ちゃってるけど) あと少し視野を広げると、資本主義社会はプロレタリアを生産する。つまり、「安くて良品質」は発展途上国の犠牲の上で成立している ……など、正しいかはさておき、今の社会人生活に対して色々な考えが出てくる。少なくとも私は沸いた。 色々(よく理解していないくせに)書いたが少なくとも考えさせられる本だった。文才溢れる文章で面白かったので、カール・マルクスが執筆した本を大量に買ってしまった。(もちろん革命を起こす気は無い) 以上、資本主義的通信端末iPhoneからの感想でした。 ============ 以下、ネタバレ(というほどでも無いけど将来自分が見返すように書く) とてもざっくり言えば、資本家たちは労働者から、長時間労働により搾取することで剰余価値(資本)を蓄積していく。剰余価値は貨幣はもちろん、機械に変えられる。 資本家たちは機械で生産効率を上げ、職人をクビにし、安い賃金で雇える女子供を雇う。 好況期が来れば安い賃金で失業者を雇い、不況気になれば労働者を追い出す。膨張と収縮を繰り返し、資本は膨れ上がるが失業者(相対的過剰人口)は増加していく みたいな話(だと思っている)。 しかし、『資本』の意味がよく分かっていないのでそこはもう一度読む必要があると思っている。
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