きらた "蒼志馬博士の不可思議な犯罪" 2026年8月10日

きらた
きらた
@kirata
2026年8月10日
蒼志馬博士の不可思議な犯罪
『雲上都市の大冒険』『豪華客船エリス号の大冒険』に続く本作は4編収録された連作短編集 〈ミステリーズ!〉に掲載された作品を加筆·改稿したとの事です(あとがきより) 前2作の長編よりも更に活劇色が強まり、謎解きは風前の灯火になってるように感じました(言い方) 2作の長編と比べるとイマイチにも思えましたが、懐かしの冒険活劇と捉えるとこの上なく嬉しい読み物でした しかし今回も荒城さんの扱いがなぁ‥‥ _(┐「ε:)_ 事務所兼住宅の隣に住む綾子は、若いながらも施設の子供を引き取り慎ましく暮らしているように見えた そんな綾子に淡い思いを寄せていた殿島は、ある日突然綾子だけが姿を晦ましてしまいしょげ返っていた 綾子は、必ず帰ってくると子供達に言い残し、5年分の家賃と当面の生活費、そして上の娘の高校の学費も合わせて置いていた クリーニング店で働いていた綾子のどこにそんな大金があったのか そもそも、理由も告げず行き先も告げず、大切な子供達を置いて出ていくのは不自然ではないか? 荒城からそんな指摘をされ、今更ながらに不安を抱いた殿島 荒城に促されるまま記憶を辿った殿島はやがて綾子の奇妙な行動を思い出す そんなはじまりから、やがて人体発火事件へと巻き込まれていくのだが(第1話)、連作短編集である本作でも、序盤は荒城が探偵として話を牽引するが途中で強制退場(言い方)、代わって真野原が登場し‥‥となっている またか!またなのか作者! ちょっと真野原贔屓過ぎないか? 今回も荒城さんの扱いがひどすぎるのよ‥‥ いつも酷いけど今回はより酷いと言うか、読んでいてじたばたしてしまう心←? 私は荒城ファンではないのですが、今回は今まで以上に真野原あげが強過ぎて引いたというか白けたと言うか‥ ご都合主義を感じてしまい、ちょっと真野原が苦手になりそうに しかし、それよりも殿島の女性への気の回らなさの方が“アカン!!”となったので、真野原嫌いにはなりませんでしたけどね!←アッ 一瞬で愛が冷めた女の姿を読む事になるなんて思ってなかったなー 無自覚で惚れさせ、無自覚で冷めさせる男、殿島 不憫なのか滑稽なのか‥ 兎も角(脱線失礼しました) 本作は昭和28年(かな?)を舞台にした空想科学が混ざった冒険活劇ものなので、破天荒な展開もどんと来い!と言う人向けの作品です 可能ならばシリーズ順に読んだ方が良いとは書いておきます 何故なら、『豪華客船エリス号の大冒険』で出てきたアイツが彼等の前に現れるからで、それを読んでないと“お前誰?”となるから 本文内に説明はありますが、事前にどんな事があったのかを知っていた方が、話に厚みを感じますよね そんな感じでシリーズ3作全てを読み終えました 探偵ものと言うよりは空想科学が混じった冒険活劇もので、古くて懐かしい雰囲気で楽しめたシリーズだったと思います 後半になるに連れやりたいほうだい感が増して苦笑いが浮かぶようにはなりましたが、それもまた良し(なのか?) 小さな頃に読んだ少年探偵団等の雰囲気を思い出す事が出来た作品でした
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