
ちゃせん
@arbata_caj
2026年8月11日

西遊記(下)
君島久子,
呉承恩,
瀬川康男
読み終わった
読書日記
長く続いた三蔵法師一行の旅も、これで終わり。長い長い旅の中で、妖怪との戦いあり、さまざまな人との出会いあり、古典ながら堅苦しさや古臭さがなく、生き生きと個性豊かな登場人物の大活躍に心奪われてしまう。まるで講談を語り聞かせるような君島久子先生の名訳もあって、さながらお話に聞き入る聴衆の気持ちであった。荒くれ者で乱暴者の悟空、食いしん坊で少し抜けている八戒、やや地味なきらいはあるが物静かで実直な悟浄、そして誠実ではあるが意外に臆病で頭の硬いところもある三蔵、現代劇にしても十分なくらいのエンタメ性である。
子供向けに刊行された本ではあるが、大人が読んでも新鮮に面白い。いまこのとき、西遊記をしっかりと読むことができてよかったなあと思う。