Aqu4 "心の哲学史" 2025年4月1日
Aqu4
@aqu4
2025年4月1日
心の哲学史
村田純一
,
渡辺恒夫
読んでる
久しぶりに本を読む気になったから頑張って読んでるけど、難しくて心理学ってやっぱりよくわからない。認知だとか意識だとか自己だとかいった言葉を当たり前に使って各種の主義主張を説明・整理していくけど、そもそも各主義ごとにそれらに与えている意味が微妙に違うような気がして、それを解読しようとすると迷宮。この分野について正確で一貫した見通しを持っている人は果たしているのだろうか。
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@aqu4
特に第5章
Aqu4
@aqu4
単純に田中彰吾氏が何を言っているのか理解できない。かれが批判している「神経構成主義」なるものが本当に信じられているのか?
Aqu4
@aqu4
たぶん現象学者は私秘的な意味での意識だとかクオリアだとかいったものの存在をそもそも認めていなくて、だから最初から意識を自然化した状態で初めており、従ってハードプロブレムが何に問題を感じているのかを全然理解できていないのではないか
Aqu4
@aqu4
神経構成主義によれば身体は脳の中にしか存在しない(?)けど、現象学的観点(?)をとれば、身体は世界の中に物理的に存在する、ってこと?わけわからん
Aqu4
@aqu4
田中の言う身体化論がどういうふうに認知主義を批判しているのかまるでわからないし、心身問題にどう答えられるのかもまるでわからない
Aqu4
@aqu4
ちょっとずつわかってきた気がするけど、やっぱり自然主義を暗黙の前提としているのだと思う。
Aqu4
@aqu4
田中は神経構成主義は全てを錯覚にしてしまうというようなことを言っているけど、私の目には田中の身体化論の方がはるかにラディカルに全てを消去しているという印象を覚える。私自身は実はそういう見方に好意的であるけど。
Aqu4
@aqu4
現象学っていうのは要は、意識を志向性に還元することでその客観的分析を可能にするという手法のようだ
Aqu4
@aqu4
「意識」と言えば主観的・私秘的という感じだが、「志向性」と言えばそれは主体と対象との関係として客観的に分析可能なものになる
Aqu4
@aqu4
だから現象学は自然主義と相性が良い
Aqu4
@aqu4
志向性は主体と対象との関係であって、そこに「表象」だとか「クオリア」だとかが伴う必要はない。だから現象学は認知主義よりも身体化論とかと相性が良くなる
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