
花春
@haru-tuge
2026年8月13日
千弥の秋、弥助の冬
廣嶋玲子
読み終わった
大人向け:物語
シリーズ第一部、最終巻!
幸せいっぱいだった前巻からの落差が…話の作りが上手すぎる…。なんとなく7巻から一気に読んだのだけど、正しい読み方であった…。
醜悪かつ一途で一方的な恋慕の果てを示した8巻、サブキャラのもとへ新たな命が生まれる寿ぎの9巻、今まで積み重ねた絆がこぼれ落ちて失われ、そして新しいかたちに生まれ変わる10巻。
10巻かけて弥助が育って、養い親とふたりきりだった世界が広がって、このラストに辿り着けたのだなあ…。しみじみと嬉しくてかなしい…。
第二部からは親子関係が逆転するわけだけれど、赤ん坊千弥さんには、物心ついたときからいろんなひとがいて、たくさんの愛に包まれながら、たくさんの妖怪たち人間たちに育てられるのだなと考えたら、弥助の育ちとはまた違うのだなあと感慨深い。どちらも愛です。
しばらく一部に浸ってから第二部を読み始めよう…。
あと、9巻からいきなり出てきたけれど、細雪丸、生き方がめちゃくちゃかっこいい。10巻表紙で後ろ姿なのがもうなんか粋。
