オイラくん
@oira-kun
1955年にたった数ヶ月だけタイガースの監督に就任した岸一郎という謎の老人監督からタイガースという球団の体質について紐解くドキュメンタリーな読み物。
プロ野球にさほど興味のない自分でも十分に楽しめる内容だった。
当時のタイガースのフロントと球団の関係やプロ野球全般の話やキーとなるスター選手藤村富美男について、件の岸一郎の経歴、1950年代のプロ野球の話など全然知らないのでとても面白く読めた。戦中戦後直後の話やべらいち、岸一族の話は若干きな臭くもなるも、良くも悪くも当時の時代性も感じられる。
本筋ではないけど巨人の広岡からの話が岸と阪神の話題をメインに聞いていたはずが最後には現巨人の原監督のディスりになるのが面白かった。