オイラくん
@oira-kun
- 2026年1月30日
- 2026年1月21日
spring恩田陸読み終わったバレエダンサー&振付師の萬春について本人含め4人の視点から描かれる物語。 天才的な才能の話だとそれに対する黒い感情や苦悩などがセットになるイメージだが、本作は暗い部分はほとんどなくフラットなのでこちらもフラットに受け止められた。 コンテンポラリーダンスが主だったのでジャズ、現代音楽がたくさん出てきて、アヴィシャイコーエンは知らなかったので聴いてみたりと楽しかった。 なかにはオリジナルの音楽もあり、ダンスと音楽を文章で表現するのに圧倒される。 ちょうど去年に絢爛たるグランドセーヌというバレエ漫画を一気読みしてバレエの知識も何となくある中で読めて良かった。 - 2026年1月9日
風と共にゆとりぬ朝井リョウ読み終わった全体的に笑いながら楽しく読んだ。朝井リョウのエッセイはとにかく面白い。 結婚式の余興、レンタル彼氏を演じる話、手土産のオクラ模型(同化体験五色セット)辺りの話が特にお気に入り。 肛門記はほんとお疲れさまでしたとしか言えない。痔瘻恐ろしやである。 - 2026年1月2日
台湾漫遊鉄道のふたり三浦裕子,楊双子読み終わった昭和13年の台湾を舞台に日本人作家の女性と現地通訳の女性2人のシスターフッドの話 生まれも育ちも立場も違う2人は真に友人になり得るのかという問いに真摯に向き合っておりビターエンド寄りながらこれも一つの答えだなと納得のできるよいお話でした 台湾の料理の細かな描写がなんともお腹が空いてくる 千鶴子のお腹に妖怪を飼っているかのような食べっぷりが気持ちよい - 2025年12月30日
YABUNONAKA-ヤブノナカー金原ひとみ読み終わった年代と性別の違う様々な人間の視点による、性の搾取をテーマに分かり合えなさを描いている 話を牽引していく長岡友梨奈の苛烈さよ それにしても30〜40代の作家さんが描く社会をテーマにした最近の作品は寂しいおじさんに手厳しい - 2025年12月22日
今、ラジオ全盛期。冨山雄一オールナイトニッポンのプロデューサーによる、 2000年代にラジオの聴取率が落ち込んだこと、東日本大震災で改めてラジオの力を感じたこと、ラジコの登場で盛り返したこと、SNSを逆に利用して盛り上げたこと、ラジオは1対1×多数であること、ラジオのイベントは狭く深くつくること、など2000年代以降のラジオが辿った軌跡と著者の体験の話。 - 2025年12月8日
- 2025年11月27日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ推し活をテーマに信じるものによって見える景色が変わる、だけど共通項もある、性別も年齢も立場も違う3人の視点で描かれるお話 視野を拡げる狭める、大海原の向こうに立っている旗、コミュニティとストーリーなど何度も繰り返されるキーワードのインパクトもあり分かりやすい 朝井リョウの作品は初めて読んだけど、映像化が映えそうなセンセーショナルな場面作りがとてもうまいと思った - 2025年11月16日
激しく煌めく短い命綿矢りさ京都出身の2人の女性、久乃と輪の中学生と30歳を過ぎ再開した成人期の2章立ての話 中学生時代が90年後期にあたり自分の学生時代とほぼ同年代のため作中に出てくる流行りものや時代の空気感がとてもよく分かる、そして懐かしい - 2025年10月25日
- 2025年10月13日
- 2025年10月6日
PRIZE-プライズー村山由佳直木賞をどうしても獲りたい女性人気作家の承認欲求と矜持、そこに関わる編集者たちのお話。 パワハラ気質のある性格は良いとは言いがたい天羽カインを主人公に据えて、なかなか共感しにくい部分はあれども面白い話でした。共感がなくても面白い作品にいくらでも仕上げられるんだな。 編集者の千紘ちゃんの、「テセウスは歌う」という作品を作り上げていく過程で関係性が密になっていき、神=作者のことばを身におろす巫女のような感覚になっていく危うい姿は本当にヒリヒリする。 - 2025年9月30日
チョコレートコスモス恩田陸半分ぐらいまで5日ぐらいかかって読み進め、本題のオーディションが始まってからは一気に読み切った。 サラブレッドな天才と天然物の天才の物語、ライバルというよりは二人で手を取り合いながら舞台上の暗がりの向こうに足を踏み入れて同じ景色を共有する関係性かな。ライバルというならば響子と葉月の方がよほどバチバチやってる。種類の違う天才が一緒に高みを目指す舞台なんて見たすぎるので、続きを頼む…! - 2025年9月21日
アフタートーク石井玄 - 2025年9月16日
- 2025年8月30日
羆嵐(新潮文庫)吉村昭12月に堀井美香さんの朗読会に行くので予習用、折しもヒグマがタイムリーな話題になっていた。 六線川の渓流の入植者たちのバックヤード、こと細かい渓流の暮らしの描写、突然現れるヒグマのホラー感、有象無象の人間の群れの無力感とクマ猟師のプロフェッショナル感、銀四郎の平素での酔っ払い横暴ぶりとクマに立ち向かう時の真摯な立ち振る舞い。 前半はほんとホラーで震え上がり、中盤から後半は人間ドラマだなと。それにしても恐ろしい。 - 2025年8月30日
- 2025年8月17日
へこたれてなんかいられないジェーン・スー後半に書かれているインプラントが散々だった出来事と医者への信頼の話が年齢を重ねるごとに歯のトラブルは他人事ではないので震えあがる。 中盤にある「おかしい人はさみしい」という言葉もなるほど金言である。 私見になるが「非常時こそ人は本性をあらわす」という言葉があるが、人間の本性がどうであれ誠実であろうとするのはまずは健やかな環境あってこそなので、自分も生活や社会との関わり方には気にしていきたい。 - 2025年7月26日
- 2025年7月24日
文化の脱走兵奈倉有里ロシア文学研究家・翻訳家のエッセイ。 ロシア人の友人や先生や街のおばあちゃんとの交流、戦争に胸を痛める話、筆者の日常や幼き頃の思い出話にロシア作家の詩を交えたり。 私にとって馴染みのないロシアという国が筆者の体験や知識・感情を通して少し身近なものとして感じられる。
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