オイラくん
@oira-kun
- 2025年10月6日PRIZE-プライズー村山由佳直木賞をどうしても獲りたい女性人気作家の承認欲求と矜持、そこに関わる編集者たちのお話。 パワハラ気質のある性格は良いとは言いがたい天羽カインを主人公に据えて、なかなか共感しにくい部分はあれども面白い話でした。共感がなくても面白い作品にいくらでも仕上げられるんだな。 編集者の千紘ちゃんの、「テセウスは歌う」という作品を作り上げていく過程で関係性が密になっていき、神=作者のことばを身におろす巫女のような感覚になっていく危うい姿は本当にヒリヒリする。
- 2025年9月30日チョコレートコスモス恩田陸半分ぐらいまで5日ぐらいかかって読み進め、本題のオーディションが始まってからは一気に読み切った。 サラブレッドな天才と天然物の天才の物語、ライバルというよりは二人で手を取り合いながら舞台上の暗がりの向こうに足を踏み入れて同じ景色を共有する関係性かな。ライバルというならば響子と葉月の方がよほどバチバチやってる。種類の違う天才が一緒に高みを目指す舞台なんて見たすぎるので、続きを頼む…!
- 2025年9月21日アフタートーク石井玄
- 2025年9月16日
- 2025年8月30日羆嵐(新潮文庫)吉村昭12月に堀井美香さんの朗読会に行くので予習用、折しもヒグマがタイムリーな話題になっていた。 六線川の渓流の入植者たちのバックヤード、こと細かい渓流の暮らしの描写、突然現れるヒグマのホラー感、有象無象の人間の群れの無力感とクマ猟師のプロフェッショナル感、銀四郎の平素での酔っ払い横暴ぶりとクマに立ち向かう時の真摯な立ち振る舞い。 前半はほんとホラーで震え上がり、中盤から後半は人間ドラマだなと。それにしても恐ろしい。
- 2025年8月30日
- 2025年8月17日へこたれてなんかいられないジェーン・スー後半に書かれているインプラントが散々だった出来事と医者への信頼の話が年齢を重ねるごとに歯のトラブルは他人事ではないので震えあがる。 中盤にある「おかしい人はさみしい」という言葉もなるほど金言である。 私見になるが「非常時こそ人は本性をあらわす」という言葉があるが、人間の本性がどうであれ誠実であろうとするのはまずは健やかな環境あってこそなので、自分も生活や社会との関わり方には気にしていきたい。
- 2025年7月26日
- 2025年7月24日文化の脱走兵奈倉有里ロシア文学研究家・翻訳家のエッセイ。 ロシア人の友人や先生や街のおばあちゃんとの交流、戦争に胸を痛める話、筆者の日常や幼き頃の思い出話にロシア作家の詩を交えたり。 私にとって馴染みのないロシアという国が筆者の体験や知識・感情を通して少し身近なものとして感じられる。
- 2025年7月14日生のみ生のままで 下綿矢りさ
- 2025年7月14日生のみ生のままで 上綿矢りさ
- 2025年7月5日ニセコ化するニッポン谷頭和希ニセコを例にとって、「集中」と「選択」によるマーケティングとブランディング、またそれによる「排除」が起こる懸念についてわかりやすく解説してあった。 成功例としてのニセコ、丸亀製麺、ドンキ、スタバ、失敗例としてイトーヨーカドー、ヴィレヴァン。という話題もあり。
- 2025年6月7日過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書ジェーン・スー,桜林直子
- 2025年5月20日
- 2025年4月15日
- 2025年4月1日
- 2025年3月28日みんなどうやって書いてるの? 10代からの文章レッスン国崎和也,安達茉莉子,小沼理,武田砂鉄,石山蓮華,荒川洋治,金原瑞人,頭木弘樹
- 2025年3月13日
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