
夜鹿
@YOSHIKA
2026年8月14日
カフネ
阿部暁子
読み終わった
仕事でも、私生活でも、つい「すべてをわからなければ」と焦燥感に駆られることがあります。しかし、どんなにそばにいても、どんなに伴走しても、相手のすべてを把握することはできません。「思いが及ばない領域がある」という謙虚な事実を受け止めることこそ、本当の意味での「他者理解」の出発点なのだと思います。
すべてはわからない、その限界を知った上で、それでも「自分にできる範囲の質を磨き続ける」という姿勢を大切にし、その「範囲内」で誠実に人と向き合いたいです。せつなさんの料理のように。自分のできることの少なさや未熟さに胸を痛めることが日々あります。それでもやるしかありません。
そんな限界も、自身の無力さも引き受けた上で、それでも心が動いたときには、勇気を持って踏み込む。その一歩こそが、人として、誰かの足元を照らす光になるのだと、物語の最後に、思いました。


